北中米ワールドカップ・アジア最終予選、日本がインドネシアをアウェーで4-0と下したのはご存知の通り。その試合で個人的に印象的だったシーンのひとつが、三笘薫の絶妙なプレスバックだ。
0-0で迎えた10分過ぎ、敵陣での町田浩樹のミスからカウンターを食らうと、インドネシアのヤコブ・サユリがドリブルでゴールに向かう。そのピンチの場面で懸命にプレスバックしてサユリの突破を防いだのが三笘だった。
かなり長い距離を走っての守備。そこでボールをカットできたわけではないが、三笘のこの極上アクションは勝負の行方を左右するシーンのひとつだった。
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3-4-2-1システムを機能させるうえでウイングバックの働きは大きな鍵となる。ウイングバックの役割とは何か、その1プレーを示したのが10分過ぎの三笘だった。上手いだけではなく、スピーディーかつタフネスで、しかも状況判断力もなければ、あのデ高度なィフェンスはできない。
インドネシア戦の勝利を語るうえで、チームのピンチを救った三笘のプレスバックは絶対に忘れてはならない。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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