関西演劇祭が今年も開幕! アンバサダーの伊原六花もワクワク「なんて魅力的なお祭りなんだろう」

ぶらっと縁日みたいな感じで観に来て

開会式を終えた板尾が、インタビューに応えてくれました。

──開会式を終えて、いまの心境はいかがですか?

雰囲気よかったですね。みんな緊張もしてるんでしょうけど、ワクワクしてる気持ちのほうが勝ってる感じで、僕もすごく楽しみ。開会式の雰囲気は、毎年ちょっと違っていて、今年はあんまり堅苦しくなくて、なんかよかった。司会の木尾くんが、感じのいい雰囲気にさせてくれたんやと思います。

──今年の10劇団に、板尾さんが期待することは?

賞もあるんですけど、やっぱりお祭りなんで、みんなで楽しんでやっていただきたい。10劇団でやり切って、みんなでひとつになって終わるっていう。ほんまに、それがいちばんです。

──フェスティバル・ディレクターとして、「関西演劇祭」の楽しみ方を教えてください。

予備知識がない劇団のお芝居って、なかなか観に行けないと思うんですが、「関西演劇祭」はこういうスタイルなので、空っぽな感じで観に来ていただければ。「名前が面白そうやな」「ビジュアルが面白そうな感じの劇団やな」「タイトルが面白そうやな」……。それだけでもいいんです。急に誘われて準備もなく行った旅行がなんかおもしろかったとか、あるじゃないですか。「関西演劇祭」も“お祭り”なんで、縁日みたいな感じでぶらっと観に来てください。


出典: FANY マガジン

1劇団45分、それが2つセットになっていて、“お気軽”っていうとちょっと失礼なんですけど(笑)、肩肘張らずにフラットな状態で楽しめます。45分と45分の間にインターバルもあって集中力が続くし、観やすい環境が整ってるんですよね。そういうなかで、何かいい出会いがあったりすると、「ああ、来てよかったな」って思えるはずです。

──ちなみに「関西演劇祭」では、上演後のティーチインも名物になっていますが、演劇初心者でも発言していいんでしょうか。

もちろんです。「面白かったです」だけでもいいしね。板に立ってる人って、ふだんはそういうことがなかなか聞けないですから。自分たちのことを知らないのに観に来たお客さんが、「楽しかった」って言ってくれる──。それだけでも「稽古大変やったけど、ここまでやってきてよかったな」って思えるんで。もちろん、気になることを質問すれば、それもまた持って帰ってもらえるし、双方のメリットがあるんです。