最終章に突入した人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』では、たびたび読者から未回収の伏線について話題になります。そのひとつ、「ドレスローザ編」で「ドフラミンゴ」が語っていた「マリージョアの国宝」とはいったいなんなのでしょうか。
マリージョアの国宝について知っているドフラミンゴ 画像は『ONE PIECE Log Collection“DOFLAMINGO”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
【画像】え…っ?「舌出した表情ヤバッ」「羽コートが怪獣の背中みたい」 こちらがフィギュア化されたら怖すぎたドフラミンゴです(6枚)
「オペオペの実」の能力が鍵を握る?
人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』の魅力のひとつといえば、巧妙な伏線回収でしょう。これまで、数多くの見事な伏線回収がなされ、読者を驚かせてきました。しかしその一方で、長期間「謎のまま」なものもあります。特に元王下七武海「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」の意味深な発言はさまざまな意見が飛び交っていました。
ドフラミンゴは「ドレスローザ編」の主人公「モンキー・D・ルフィ」たちとの戦いのなかで「聖地『マリージョア』の重大な国宝」を知っていると語ります。続けて「『オペオペの実』の能力があの日おれの手中に入っていたら… マリージョアの『国宝』を利用しおれは世界の実権さえも握れていた!!!」と言及しました。この「マリージョアの国宝」とは何か、また彼がその存在を知った理由にも関心が集まっているのです。
ドフラミンゴはもともと『ONE PIECE』の世界で神とうたわれる「天竜人」でしたが、父がその地位を捨てたため、彼も一般人として生きることを強いられました。そして、彼が天竜人に戻るため、父の首を持参して「マリージョア」に向かった際、この「国宝」の存在を知ったと考えられています。
では、「マリージョア」の国宝とは何なのでしょうか?
ドフラミンゴが狙っていたことから、一部のファンからは「オペオペの実」の能力で使用可能な「何か」と推測する声があがっています。現状は「マリージョア」で冷凍保存されている「巨大な麦わら帽子」や、「古代兵器」が候補のようです。
巨大な麦わら帽子は、天竜人の最高権力者とされる「イム様」がながめていたものです。そのため「悪魔の実を物に食べさせる」技術を用いて、「悪魔の実」の能力を与えた、と考えるファンも見受けられます。「オペオペの実」の能力でコールドスリープ状態の麦わら帽子を解凍、治療し、再び「何か」に使用できるかもしれません。
また「古代兵器」は、3つの古代兵器のうち「ポセイドン」は「魚人島」の人魚姫「しらほし」、「プルトン」はワノ国に眠っていることが明かされています。そのなかで唯一詳細がほとんど判明していない「ウラヌス」が「マリージョア」にあるのではないか、と推測する意見があがっていました。
さらに、ネット上では「ウラヌス=イム様」という考察も見受けられます。確かに「ポセイドン」が人魚姫であることから、「ウラヌス」も人間である可能性は否定できません。ましてや、謎に包まれたイム様であれば、より納得感もあります。
「ウラヌス」の力の副作用には、もしかすると寿命を縮めるなどの代償があるのかもしれません。そう考えると、「オペオペの実」の不老手術を受けたがる、ドフラミンゴの発言にも合点がいきます。
もしドフラミンゴが「ウラヌス」を使いこなせたなら、彼の発言どおり「世界の実権」を握れた可能性もあるでしょう。彼の知る「マリージョアの国宝」とは、いったい何を指しているのでしょうか?