F1直下の女性限定フォーミュラシリーズであるF1アカデミーは、2025年シーズンのカレンダーを公開。中国戦、カナダ戦に加えて、最終ラウンドとしてラスベガス戦が追加された。
F1アカデミーは引き続きF1のグランプリに併催され、全7ラウンド・14レースで構成される。シリーズは160の地域で放送される。
「F1アカデミーの2025年カレンダーを発表できることを誇りに思っています。これは、シリーズを新たな高みへと導き、グローバルなリーチを拡大し、ますます多様化し、熱心になっていく世界中の視聴者に我々の使命を届けるという継続的なコミットメントを示しています」
F1アカデミーでマネージング・ディレクターを務めるスージー・ウルフはそう語った。
「プロモーターたちの熱意とサポートに感謝すると共に、このスポーツのあらゆるレベルで女性が活躍できる機会を作るという我々の旅に加わってくれたことに感謝したいと思います」
「ラスベガスでシーズンを終えるというのは、象徴的な瞬間になるはずです。ラスベガスがカレンダーに追加されたというのは、我々がF1とリバティ・メディアから受けている豊富なサポートの証です」
2025年のF1アカデミーは3月21日に中国の上海インターナショナルサーキットで開幕。その後2024年も開催されたサウジアラビアのジェッタ市街地サーキットとアメリカのマイアミ・インターナショナル・オートドロームでのレースへと向かう。
そしてカナダのジル・ビルヌーブ・サーキットとオランダのザントフールト、シンガポールのマリーナベイ市街地サーキットでのレースを経て、F1アカデミーはラスベガスで最終戦を迎える。
2024年シーズンのF1アカデミーはまだカタールとアブダビの2戦を残す状況だが、両地とも来年はカレンダーから姿を消すことになる。
なお現在は、ロダン・モータースポーツから参戦するアルピーヌ育成ドライバーのアビ・プリングがランキング首位に立っており、今年のチャンピオンには2025年のイギリスGB3へのフル参戦シートが完全出資で与えられる。
「F1アカデミーは力強く前進を続けており、ファンのためにコース上で素晴らしいアクションを届け、世界中の少女や女性にインスピレーションを与えている」
F1のステファノ・ドメニカリCEOはそう語った。
「このシリーズには大きな関心が集まっていて、新しい開催地と再び3大陸にまたがるカレンダーが組まれたことは素晴らしい。これによって我々は観客を増やし、世界中のファンとつながり続けることができる」
「F1アカデミーを情熱的にサポートし続けているレースプロモーターに感謝したい。このシリーズが始まってからわずか2年で達成できたモノは驚くべきことで、来年再びサーキットを走るマシンを見るのが待ち切れない」