『WORLD TAG LEAGUE 2024』栃木・FUKAI SQUARE GARDEN 足利(2024年11月19日)
Aブロック公式戦 ○ジェフ・コブ&カラム・ニューマンvs海野翔太&本間朋晃×

　コブが本間を粉砕し、UNITED EMPIREコンビがWORLD TAG LEAGUE白星スタート。コブは1・4東京ドーム大会でのタイトルマッチダブルヘッダーを見据えた。

　1・4東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者・ザックへの挑戦を控える海野は2度の優勝経験を持つ本間とのコンビでタッグリーグにエントリー。対するはコブ&ニューマンのUNITED EMPIREコンビ。ニューマンは今夏G1に続き、タッグリーグ戦も初出場となった。

　先発で飛び出した海野がコブにショルダータックルを連発して正面突破を図る。一度は弾き返されたものの、執念でなぎ倒してみせ、低空ドロップキックを見舞った。本間も続こうとしたが、コブはブレーンバスターで返り討ち。帝国軍コンビはコブのフライングショルダーとニューマンのローキックのサンドイッチ攻撃を決めた。

　本間がDDTで反撃すると、海野がランニングエルボーを連発し、フィッシャーマンスープレックスでニューマンを投げた。ニューマンが追尾式ジャンピングエルボー、キリモミ式ジャンピングハイキックでやり返しても、代わったコブにドロップキックを発射。本間は串刺しバックエルボー、フェースクラッシャーの連続攻撃に出た。

　コブも小こけしを自爆させると、ニューマンとの連続串刺し攻撃、ニューマンのダイビングフットスタンプ、コブの投げっぱなしデスバレー、ニューマンのランニングローキック、コブのその場飛びムーンサルトと波状攻撃を浴びせる。

　ならばと海野がスイングDDTでコブを突き刺し、エクスプロイダーで巨体を投げると、本間がこけしロケット、海野がイグニションとたたみかける。ダブルこけしロケット、ダブル小こけしと連係も次々に決めたが、本間のこけしロケットはコブがキャッチして変型スパインバスターを敢行。倒れ込みラリアット、ツアー・オブ・ジ・アイランドとたたみかけて3カウントを奪った。

　コブ&ニューマンがタッグリーグ初戦を白星で飾った。海野のIWGP王座挑戦に不満顔のコブは「今夜、スピード王子のカラム・ニューマンとジェフ・コブの帝国タッグが、お前は準備ができていないことを見せつけてやった! お前なんか話にならん! こいつについて来れない! 俺を倒すこともできん!」と見下したうえで、「これはUNITED EMPIREが次なる支配を進めるための一歩だ!」と宣言した。

　コブは1・4東京ドーム大会でTV王座挑戦(王者・成田、大岩との3WAY戦)を控える。タッグリーグ戦を制すれば、IWGPタッグ挑戦は確実。そこでコブは「俺たちが『WORLD TAG LEAGUE』で優勝すれば、もっと素晴らしいものになるだろう。必要ならばダブルで(1日2試合)やっても構わない」と異例のタイトルマッチダブルヘッダーも見据えた。

　コブ&ニューマンの2戦目は11・22横浜大会。ゼイン&田口と激突する。