『WORLD TAG LEAGUE 2024』栃木・FUKAI SQUARE GARDEN 足利(2024年11月19日)
Aブロック公式戦 ○大岩陵平&ザック・セイバーJr.vsSANADA&ゲイブ・キッド×
ザック&大岩のTMDKコンビがタッグリーグ初戦でゲイブ&SANADAを撃破。STRONG王座挑戦へ向けて王者から直接勝利を奪った大岩はゲイブと大乱闘を繰り広げた。
IWGP世界ヘビー級王者・ザックが大岩をパートナーにタッグリーグ戦にエントリー。開幕戦となったこの日、ゲイブ&SANADAのBC WAR DOGSコンビと初戦で激突した。
12・15ロングビーチ大会でSTRONG王座挑戦を控える大岩は王者・ゲイブと前哨戦。両者が先発で登場するとショルダータックル合戦で正面衝突し、大岩が競り勝ってみせる。場外戦でWAR DOGSが圧倒して流れを変えようとしても、ザックと大岩はSANADA相手に代わる代わるの腕攻めに出た。
WAR DOGSは再び場外戦に持ち込んで逆転。SANADAはイス攻撃でザックをいたぶり、大岩を客席に投げ飛ばした。劣勢が続いた大岩が突破口を開くと、ザックがSANADAのドラゴンスクリューを阻止してのネックツイスト、後頭部への低空ドロップキックと巻き返す。読み合いを制してノーザンライトスープレックスで投げたが、SANADAも低空、正調とドロップキックを連発して譲らず。ザックが卍固めで絡みついても、逆回転式ドラゴンスクリューでもん絶させた。
ザック&大岩も大岩がバックエルボー、ザックがランニングローキック、大岩が俵返しの連続攻撃で巻き返す。ゲイブが飛び込んでもダブルドロップキックで蹴散らし、大岩がSANADAをスリーパーで絞め上げた。ゲイブにタッチが渡っても大岩は止まらない。ダブルチョップを叩き込み、加勢を狙うザックがゲイブのエメラルドフロウジョンで撃退されても、大岩がラリアット、アナコンダスープレックスの猛攻に出た。
ゲイブもドクターボムを決めさせず。アッパーカットを叩き込むと、急角度バックドロップでぶん投げた。SANADAとのダブルブレーンバスターを敢行。ゲイブが垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すと、マッドマンボムを狙ったが、粘る大岩は逆さ押さえ込みで切り返す。ザックが飛び込んでハイキックで援護射撃。SANADAが飛び込んでシャイニングウィザードを放っても、ザックドライバーで応戦。大岩はゲイブとラリアット合戦、張り手合戦で火花を散らすと、電光石火のスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。
ザック&大岩がゲイブ&SANADAを破ってタッグリーグ白星スタート。大岩はSTRONG前哨戦を制した。収まらないのはゲイブ。試合後、リングを降りると「オーイワ、コイヨ、オラ!」と日本語で挑発した。すると大岩がリングを降りて飛びかかって乱闘に発展。ザック、セコンド勢に引き離されたものの、再び大岩が殴りかかって「こいよ、ゲイブ!」と挑発。ゲイブが控室に下がっても追いかけていった。
大岩がタッグリーグ制覇へ向けて好発進と同時にSTRONG王座挑戦へ向けても弾みをつけた。収まらないのは敗北したゲイブ。「いいか、お前を地中に埋めてやる」と物騒にも予告した。