11月16・17日の2日間、福岡市内で開催された『ポケモンGO ワイルドエリア : 福岡』。以前はGOフェス(年に1度のポケGOの祭典)だけ気にしていればよかったのに、最近はイベントが多すぎて正直ワケ分からん。これが『ワイルドエリア』なるイベントだということも知らぬまま博多へやってきたのは、何を隠そう私である。
このイベントの詳細は先日の記事をご参照いただくとして、個人的には「果たして近場の人以外に大きなメリットがあったのだろうか?」と感じる内容だった。レアポケモンのゲット数だけでみると、わざわざ飛行機で遠征するほどの価値があったとは思えなかったからだ。
じゃあこのイベントの参加者って一体どういう人たちで、どんな感想を抱いたのだろう? 会場で無作為にインタビューしてみた!
・( ※ 許可を得て取材しています)
最初に話を聞かせてくれたのは東京在住の20代女性。ポケGO界隈ではあまり見かけないタイプのカワイらしいお嬢さんである。こういったイベントに参加するのは初めてで、なんと1人で来たらしい! 初めてのイベントが遠征って、最近の若者は思い切りがいいなぁ。
初めてのイベントは「すごく楽しいです」とのこと。逆にGOフェスの色違い祭りを知らないからこそ、純粋な気持ちでワイルドエリアを楽しめているのかもしれない。長くポケモンGOを続けるうち、自分の心が薄汚れきていることを感じて1発目から切なくなった。
続いては奈良からお越しのご夫婦。結婚35年のお2人は、国内のイベントにはほぼ参加されているのだそう。ヤダ素敵〜♡ 奥様はかつてヘラクロス欲しさに1人で台湾のサファリゾーン(2019)へ行ったが、その後すぐヘラクロスは日本でも登場。「あの時はショックやったわ」と語る。
ご夫婦いわく、奈良はイベント開催にかなり向いている土地なのではないか? とのこと。確かに奈良はアクセスがいいし、宿泊施設も多そうだし、例の広い公園もあるもんな。いつか奈良のイベントでお会いできたらいいですね〜!
こちらは兵庫県在住の30代男性。つい先日ジャカルタ(インドネシア)で開催されたシティサファリにも行ったというガチ勢である。本当に人は見た目じゃ分からないですね。
彼の目標はコスチュームピカチュウを制覇すること。この日はコスピカの野生沸きが無かったので、メインは「トレード」ということになるらしい。なるほど。立地的な要因からか、本イベントは韓国や台湾などからの参加者も多く見られた。トレード目的であれば結構アツかったのかもしれないな。
お次は川崎からお越しのマダム。親子そろってポケモン好きで、各地イベントへは基本息子さん(20代)と一緒に来ているらしい。で、息子さんはどちらに……? そう尋ねると「息子はカドショ巡りをしています」との回答。
このような優雅系マダムの口から「カドショ」(カードショップの略)なる専門用語が飛びだしたことに動揺を隠せないのだが、要するに同じポケモン好きでも母はポケGO、息子さんはポケカ勢なのだ。おもろいな。
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・つづくぜ人間模様
「亀沢さんですか?」と声をかけてくれたのは40代の男性。さては私のファンか? そう思い話を聞いたところ……
な、なんと! 私の出身地である鳥取県倉吉市から来た人だった!!! あそこから九州へはマトモな交通機関が無い。君がどれほどの時間をかけてここへ来たか、聞かなくても私には分かるぞ。本気……なんだね?
田舎はレイドの人数を集めるのも本当に大変で、みんな都会の人には想像できないような工夫をしながらポケGOをプレイしている。ちなみに彼が胸元につけているのは鳥取のご当地ポケモン・サンドのワッペン。このような郷土愛溢れるガチ勢がいるのなら、鳥取のポケGO界隈もひとまず安泰とみていいだろう。でも田舎って「おひろめ」はオイシイんだよね!
地元・福岡の同級生トリオ。初めてのイベント参加は「とっても楽しいです!!」とのこと。う〜む、フレッシュ!
こういう若い子たちがキャッキャしているのを見ると「パリピかな……?」と身構えてしまうアラフォー女性なのだが、左の彼が『くさタイプ好き』であることが判明しからというもの、なぜか好感度が爆上がりした。ずっと仲良くポケモンしてね〜!
公園を離れて博多市内へ出た。こちらも福岡在住の40代男性。地元の福岡が会場に選ばれたことに対して嬉しさを感じる反面、県外から訪れる人が間違った飲食店選びをしないか心配しているらしい。迎え入れる側ってそういう気持ちになるもんなのかな?
男性「福岡といえばモツ鍋が有名ですが、個人的には水炊きをオススメしたいです。僕が好きなのは『水炊き 長野』という店ですね。あの白濁したスープがなんとも言えないですよ。あと『天麩羅処ひらお』もぜひ行っていただきたい」
とのこと。イベントは終了したけど、博多へ行く機会があれば参考にしてね!