[北中米W杯アジア最終予選]日本 3-1 中国/11月19日/廈門白鷺スタジアム
森保一監督が率いる日本代表は、現地11月19日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第6節で中国代表とアウェーで対戦した。
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序盤は決定機まで持ち込めない時間が続き、やや苦戦したものの、39分に久保建英のCKに小川航基が頭で合わせて先制点を奪う。さらに45+6分にも伊東純也のCKから板倉滉がダイビングヘッドを決めて追加点を挙げた。
後半に入って48分にはカウンターから1点を返されたものの、その6分後に伊東のクロスに反応した小川がヘッドでこの日2点目をゲット。日本はそのまま3-1で勝利を飾り、最終予選無敗をキープ。来年3月にホームで行なわれるバーレーン戦に勝てば、2位以上が確定するため、8大会連続でのW杯出場に王手をかけた。
▼日本代表のチーム採点「6.5」
ここまでの2連戦はメンバーをあまり変えずに戦ってきたが、この中国戦は普段より1日短い前節から中3日のなか、先発5人を入れ替え。インドネシア戦(4-0)では控えだった瀬古歩夢、田中碧、伊東、中村敬斗、久保をスタートから起用した。
その後、64分に鎌田大地と三笘薫を送り込んだのを皮切りに、77分に橋岡大樹、1年ぶりに復帰した古橋亨梧、84分に前田大然と的確に選手交代を敢行。さらには3バックから4バックへの移行も行ない、どちらかというと「静」のイメージが強い森保監督が、今回は非常に積極的に動き、好印象を残した。
マン・オブ・ザ・マッチは2発を叩き込んだ小川。4日前は先制点をもたらすも記録はオウンゴールだったなか、一度ならず二度その名をスコアシートに載せてみせた。“東京五輪世代のエース”と称されながら、落選の悔しさを味わった27歳のストライカーは、今回は怪我で不在の同世代、上田綺世に刺激を与え、より高いレベルの競争力を生み出すはずだ。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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