2024年11月19日、北中米ワールドカップのアジア最終予選で日本代表が中国代表を3-1と破った。決めるべきところできっちりとゴールを奪って、しっかりと逃げ切る。4-0と勝利したインドネシア戦と同じく決定力を見せつけた形で、勝点3を手にした。
個人的に印象に残ったのが、途中出場した鎌田大地のパフォーマンス。タイミングよく中盤の低い位置に降りてボールを引き出せば、そこから無駄のないアクションで味方にパスを通す。出し手にも受け手にもなれる柔軟性を見せつつ、状況に応じてゲームを落ち着かせたプレーは秀逸に映った。
3-1で迎えた試合終盤、なんとか追い上げようとする中国に対し、鎌田はあえてゆったりとボールをキープして相手の勢いを削ぐ。ゲームの流れを把握できているからこその振る舞いで、サッカーIQの高さをまざまざと見せつけているようでもあった。
ゆったりしているだけではなく、チャンスになりそうなシーンでは古橋亨梧にスルーパスを出すなど得点機を窺っていた。
日本がスムースに攻撃を展開できない時間帯に、まるで“交通整理をするかのように”ボールを無駄なく出し入れしていた鎌田。守田英正と同じく「サッカーを熟知しているプレーヤー」であることを、中国戦で改めて印象付けた。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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