アプローチのミスが減る!簡単かつスグできる練習法を紹介

久しぶりのラウンドだと、ショット以上にミスを連発するのがアプローチ。また、ショットがバラついても寄せがうまくいけばスコアは大崩れしない。

ラウンド前日やスタート前の“急仕上げ”で何とかして!と、世界一シンプルなアプローチレッスンを教わった。

シンプル is the BESTなアプローチ3箇条

10ヤード:スイングのタイミングは足でとる

腕をはじめとする上半身の動きを使うと、動きが安定しない。下半身(=足)の動きだけでクラブを動かすことで、インパクトが安定する

20ヤード:距離感は「左手の高さ」で決める

左手をどの位置まで上げていくかで距離感を作る。クラブもSW1本しか使わないので、振り幅だけで飛距離を打ち分けられてシンプル

30ヤード:右ヒジを右ワキ腹につけっぱなし

スイング中、右ヒジと右ワキ腹をずっとつけておくことで体とクラブの動きに一体感が出る。手首の動きやフェースローテーションも不要だ

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右ヒジを固定することで手打ちが“できない”

アプローチのエラー原因の多くは「手打ち」によるもの。短い距離を打つショットなので、どうしても手の動きで距離感を出そうとしてしまいます。しかし、手や腕は器用に動きすぎるため、手打ちだとインパクトを一定にするのが難しい。とくに、腕が体の正面から外れてしまうと、正しい位置にヘッドを戻せません。

そこで!最初から腕を“使えない”状態にしてしまえばいいんです。セットアップからフォローまで、右ヒジはず〜っと右ワキ腹につけたまま。こうするとつねに腕が体の正面にある状態がキープされ、インパクトの安定感がバツグンによくなります。練習量が多くないアマチュアこそ、いかにシンプルに〝ブレ幅〞の少ないショットをするかがナイスアプローチのポイントです。

右ヒジはアドレスからフォローまで、右ワキ腹につけた状態をキープする。

上半身で打ちにいくと体が突っ込んだり、すくい打ちになってしまうミスが出やすいので要注意。スイングの主体はあくまでも足の動きをエネルギー源とした胸のターンなのだ

“固定”を多くして「安定する材料」を増やす


ボール位置は右ツマ先前に固定(左)、右ヒジを右ワキ腹に固定(右)

まずは、右ヒジと右ワキ腹をつけた状態でアドレスを作ります。そうすると必然的に右手は右足の前ぐらいにくるはず。そのポジションに合わせ、ボールを右足のツマ先ぐらいにセット。

これは10、20、30ヤード、すべてで一緒。“固定”するお約束を多くして「安定する材料」を増やすこともシンプルにする秘けつです。

右ヒジを右ワキ腹でなく、右胸の下につけてしまうのはNG。腕が体の前で自由に動きすぎてしまう