北中米ワールドカップのアジア最終予選、6試合を紹介したグループCは5勝1分の日本が勝点16で断トツの首位。中国をホームで7-0、アウェーで3-1と下し、バーレーン、サウジアラビア、インドネシアをいずれも敵地で5-0、2-0、4-0と撃破している。オーストラリアとホームで引き分けたとはいえ、ここまで日本は圧倒的な強さを見せつけている。

 他方で、2位以下はまさにカオス状態。日本のライバルと目されたサウジアラビアとオーストラリアが揃って乱調で、日本は2位以下に勝点9差以上をつけている。グループCの順位表は以下の通りだ。

1位/日本/勝点16/5勝1分/22得点・2失点
2位/オーストラリア/勝点7/1勝4分1敗/6得点・5失点
3位/インドネシア/勝点6/1勝3分2敗/6得点・9失点
4位/サウジアラビア/勝点6/1勝3分2敗/3得点・6失点
5位/バーレーン/勝点6/1勝3分2敗/5得点・10失点
6位/中国/勝点6/2勝4敗/6得点・16失点

 “高みの見物”の状況にある日本とは対照的に、有力候補のオーストラリアとサウジアラビアは混戦に巻き込まれている。両国ともここまでわずか1勝で、オーストラリアは直近のバーレーン戦でドローに持ち込むのが精いっぱい。同日、サウジアラビアはインドネシアに0-2の完封負けで予想外の4位に沈んでいる。
 
 光るのはインドネシアの健闘だ。オーストラリアと引き分け、サウジアラビアから勝点3を奪うなどここまで十分な戦いぶり。中国に敗れたのは痛手だが、3位という成績は評価に値するだろう。

 5位のバーレーン、6位の中国も獲得勝点はインドネシア、サウジアラビアと同じ「6」と予断を許さない状況だ。ちなみに、気になる今後の対戦カードは以下の通りである。

7節/3月20日
日本対バーレーン、オーストラリア対インドネシア、サウジアラビア対中国
8節/3月25日
日本対サウジアラビア、中国対オーストラリア、インドネシア対バーレーン
9節/6月5日
オーストラリア対日本、インドネシア対中国、バーレーン対サウジアラビア
10節/6月10日
日本対インドネシア、中国対バーレーン、サウジアラビア対オーストラリア

 すでに日本との連戦を終えている中国は最下位とはいえ、他国よりも優位な状況にあると、そんな見方もできるかもしれない。2位が飛び抜けて強いチームはなく、今後しばらくは混戦状態が続きそう。そうなると、最終節のサウジアラビア対オーストラリアは“死闘”になる可能性もあるだろう。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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