夜の農場に突如として現れる空飛ぶ円盤。怪しげな光とともに宙へ引き上げられ、連れて行かれる動物……。

 そんなSF映画のワンシーンのような1枚がXで話題です。撮影者はXユーザーのかけるんばさん。「空中浮遊イッヌ」というコメントとともに投稿された不思議な画像は、11万超の「いいね」を集めています。

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 画像に写っているのは豆柴のふうくん。四つ足を伸ばして空中にいるその姿は、ジャンプでもなく、落下でもなく、まさに“浮遊”。どこか遠くを見つめる澄んだ瞳も「連れ去られ感」を高めています。



 もちろんふうくんの頭上にUFOはなく、連れ去りの瞬間でもありません。ではいったいふうくんは何をしている最中だったのでしょうか。

 「トイレが上手くトイレシートの上で出来たので、ご褒美におやつを上げた後に少し遊ばせるためにケージから出した時でした」(かけるんばさん)

 どうやら楽しくてぴょんぴょん飛び跳ねている瞬間をとらえたものだったようです。

 しかしながら見れば見るほど見事な空中浮遊っぷり。合成やCGと見紛うほどで、撮影者であるかけるんばさん自身「雑なコラージュのような、CGのような違和感があるな」と思ってしまうレベル。

 どのようにしてこの写真が生まれたのかをうかがうと「影が出来なかったこと、被写界深度が浅いために手前の床がボケていることが関係して浮遊感が生まれたと思っています。また、床にいる時と姿勢が変わらないことも要因かなと思います」と詳しく説明してくれました。

 合成やCGではない証拠に、かけるんばさんは“浮遊”の前後の様子もXに投稿しています。そちらを見ると、足の伸び縮み具合から、ジャンプの真っ最中であることがわかりますね。





 写真って撮り方次第でこんなにも不思議な瞬間を切り取れるんだ、と驚きを感じずにはいられない1枚でした。

<記事化協力>

かけるんばさん(@kakerunba110609

(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024112005.html