マルク・マルケスは、ドゥカティのチームでの初日を「とても快適で落ち着いている」と感じ、現在のMotoGPで最高のチームだと語った。
ドゥカティのファクトリーチームと2年契約を結んだマルケスは、火曜日にバルセロナで行なわれた公式ポストシーズンテストで来季に向けて開発されているデスモセディチGP25を初めて走らせた。
マルケスは今季サテライトのグレシーニで、1年落ちのデスモセディチGP23を走らせてランキング3位を獲得した。シーズン終了後のこのテストではファクトリー仕様のGP24の他、来季仕様のGP25を走らせたマルケスは、合計49周を走行。7時間のセッション後半に1分39秒454を記録し、タイムシートで4番手につけた。
このテストは、2025年にレースで使用することになるマシンの開発バージョンに慣れるだけでなく、ドゥカティのファクトリーチームで新しいエンジニアと仕事をすることを学ぶという意味でも、マルケスにとって非常に重要なものだった。
「1年前に(ホンダを離れるという)リスキーな賭けをした。そしてファクトリーチームでそれをやり遂げるときが来たんだ。(ドゥカティとの契約は)最高のニュースだった。それがこのプランの一部だったんだ」
「チームとのフィーリングは良かったし、最初から快適に感じられたし、とても落ち着けた」
「ファクトリーもバイクも変えず、多くのエンジニアに会えたことが、僕を安心させてくれた。一日中、安心感があったよ」
マルケスは、ドゥカティとそのサテライトチームであるグレシーニとの違いにすぐに気づいたと語った。
「今日は、ファクトリーが行なうような非常に厳密な計画を立てて、何をテストしなければならないかを知った上で仕事に戻ることになった。ライダーはファクトリーのために100%働くことができ、最高のフィードバックを得ることができる」
マルケスは今季自身が使用したGP23と2025年シーズンに向けて開発されている新しいGP25プロトタイプの性能に大きな違いがあるかどうかについては判断を保留している。
「23年型から25年型にジャンプしたんだ。新しいバイクだし、サーキットに初めて出るときはいつも、すべての準備に時間がかかる」
「24年型に2度乗り換えたが、いくつかの違いがある。25年型はより競争力があると思うが、どうなるか見てみないとね」