レブロン・ジェームズは今年の12月30日に40歳となる中で、今季ここまで13試合で平均35.4分間コートに立ち、23.3点(リーグ21位)、8.6リバウンド(同22位)、9.2アシスト(同3位)、フィールドゴール成功率51.4%、3ポイント成功率43.1%の成績を残している。
2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りした“キング”レブロンも今季で22年目。これまでレギュラーシーズン1505試合(歴代5位)で計5万7057分間(同2位)プレーし、通算4万777得点はNBA記録を更新し続けており、ほかにも1万1297リバウンド(同29位)、1万1129アシスト(同4位)をマーク。通算出場試合数で1位のロバート・パリッシュ(1611試合)や同出場時間でトップのカリーム・アブドゥル・ジャバー(5万7446分)超えも視野に入れる。
現地時間11月10日のトロント・ラプターズ戦から15日のサンアントニオ・スパーズ戦まで、4試合連続のトリプルダブルを達成。現行契約は来季が5263万ドルのプレーヤーオプションで、これを破棄すれば今季終了後に完全FA(フリーエージェント)になるが、レブロンは試合後に自身の今後について触れるコメントを残した。
「本音を言うと、俺がこれから先も長くプレーすることはないだろう。どれくらいの期間なのか、あと1年、それとも2年なのか、どうなるかは俺にも分からない。前にも言ったけど、俺はボロボロになるまでプレーするつもりはない。コートにいたいからという理由で、ゲームを軽視するような人間にはなりたくないんだ」
引退する前にもう一度優勝したい、自分の地位を確固たるものにするためにさらに成績を伸ばしたいのでは、などの憶測も飛び交う中で、元NBA選手のギルバート・アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil’s Arena』でそれを一蹴している。
「レブロン・ジェームズは来シーズン(終了後)に引退する。2026年にNBAを去る。彼は他に何を証明する必要があるんだ? もう証明することなんてないんだ。彼は予期せぬものを手に入れた。自分の息子と一緒にプレーしているんだからね。
NBA選手はシーズンのうち、60%近くは家にいない。だから、息子のそばに365日いられるのは、キャリアの中で初めてのことだ。今の活躍を毎試合、彼にしてほしいわけじゃない。ベンチには息子もいるわけだしね。ブロニーに(お手本を)見せているようなものだろう」
数々の功績を残し、名声をほしいままにしてきたレブロンは、どのような形でキャリアにピリオドを打つのか。今後も焦点のひとつであり続けそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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