20日放送の『あさイチ』(NHK)にて、あるものを大量に購入することになってしまった女性の話題を紹介。その顛末にXでも驚きの声があがった。
■言葉巧みに誘導され購入
この日の番組では、「人には言えない秘密」を特集。60代の女性は、新婚だった40年前の出来事について語った。
ある日、女性の家に、中年女性が「トイレを貸してほしい」と駆け込んできた。切羽詰まった様子にトイレを貸してあげると、トイレから出た中年女性は「結婚されたばかりですよね?」と、なぜか新婚家庭であることを知っており、セールストークを始めた。
じつはこの中年女性はコンドームの訪問販売員で、言葉巧みに誘導し、女性は購入契約をしてしまう。すると、家には1箱に600個入りのダンボールが6箱も届いた。
当時の1980年代にはすでにクーリング・オフ制度はあったものの、女性はこの制度を知らず、ただ途方に暮れていた。
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■合計で6000個
ところがさらに1週間後、別の人物が家を訪れ、2種類のコンドームのうち“マニア向け”の1種類を引き取る代わりに、と追加購入を求められ、トータルで600個入りのダンボールを10箱、合わせて6,000個を購入してしまった。
後日、届いた請求書を見ると、請求額はなんと70万円に。夫に打ち明けることもできず、結婚前の貯金や、家計のやりくりで支払いに充てて、何とか数年かけて払い切った。当然、6,000個すべて使い切ることはできず、大半は捨ててしまったという。
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■「すごいプレッシャー」
このエピソードに、放送作家の野々村友紀子は「すごいプレッシャーですね、6,000個は。いろんな意味で」と苦笑い。
MCの博多大吉は「前の購入分と合わせて1個あたりいくらだろう…と今計算してて。私は何の計算をしてるんだろう」と自らツッコミを入れつつ、「40年ぐらい前のお話なのかな、悪質な…。引っかかっちゃって…まあ言えないか、それは」と女性に同情。大沢あかねも「ご近所にも配れないし…」とうなずいていた。
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■経験談を明かす人も
Xでは、「私も四半世紀前、新婚の頃おばさんが売りに来ました。ドギマギしながら断ると『後で後悔するからね!』とドア閉められました。なんとも言えない気持ちでした」「40年前は訪問販売のマダムさん居たし、ウチにも来た。門前払いでしたが」と経験談を明かす人も。
「1個当たり約117円ということより、どう考えても1カップルで生涯かけても使いきれないでしょうよ。子や孫に相続するわけにもいかんし、酷い訪問販売だ」「ネットもないテレビももっぱら娯楽のための時代なら、押し売りから身を守る術なんて押し売り被害者から直接聞かない限りわからないよなあ」「人に言えないような物だから悪質業者が売りやすいんだろうね」「今なら明らかな過量販売でキャンセルできる案件やな」といった指摘も見受けられた。
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)