編集部の「これも食べたい!」

タブレット

左から、デザートメニューにも使っているガーナの豆で作る「GHANA」648円、GHANAと同じ豆を粗めに挽いて作った「ZAKUZAKU」648円、エクアドルの高橋農園から届く豆を使った「SACHA」810円。

クレープのおいしさを知ったら、こちらを買わずに帰る選択肢はありません。クラフトらしいパッケージに入った正方形のタブレット。いずれも、福岡さんはじめスタッフが、世界各地のカカオ農園から直接豆を仕入れて、店内のアトリエで選別し焙煎、カカオニブを取り出し、石臼で挽いてチョコレートに仕上げています。

加える材料は砂糖のみ。福岡さんは、豆によって焙煎や挽き方などを変え、できるだけ個性が出るように仕上げているそうです。エクアドルでカカオ農園を営む高橋力榮さんから仕入れた豆で作るSACHAは、やさしい甘さ。ガーナの豆で作るZAKUZAKUは、食べやすい味わいながら、石臼で挽く時間をあえて短くし、ザクザクとした食感を残した印象的な1枚になっています。

自家製チョコレートGHANAを使った「ホットチョコレート」660円

時のたつのを忘れてしまうかのような、静かで居心地のいい空間では、クレープのほか、テリーヌショコラやホットチョコレートなど、自家製チョコレートを使ったメニューが楽しめます。デザートに合わせたコーヒーや自家製コーラもスタンバイし、塩屋散歩には欠かせないスポットです。

教えてくれた人 吉村規子/Noriko Yoshimura

大阪生まれ、大阪育ちのフォトグラファー。主に女性誌やライフスタイルマガジンなどの撮影を手がけている。甘いもんはもちろん、おいしいものは分け隔てなくウェルカムな体質なので、フード関連の撮影の時はテンションが上がります。

DATA

シオヤチョコレート

兵庫県神戸市垂水区塩屋町4-10-14

TEL 078-797-5209

営業時間 12:00~18:00

定休日 火 ※他不定休あり

\from Editor/

近ごろ、よくその名を聞くようになった塩屋。訪れてみれば、なるほど、映像作品のロケに使いたくなるような雰囲気のある街でした。お店は海を背に、10分ほど坂を上ったところに。入口がわかりにくいにもかかわらず、平日でもお客さんが入れ代わり立ち代わり。チョコのおいしさと、そして、居心地の良さが人気のゆえんでしょうか。

※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

写真/吉村規子 文/齋藤優子 企画・編集/吉村セイラ