「圧倒的首位」「頭だけで3ゴールだ」森保Jの中国戦勝利を韓国メディアも相次ぎ報道! 格下と連続ドローの自国には苦言「悪夢として残った」【W杯最終予選】

 日本代表が11月19日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選で中国代表を3-1で破ったニュースは韓国でも広く報じられている。

「やはりアジア最強、“10試合無敗”…日本が中国に3-1完勝」(サッカー専門メディア『InterFootball』)

「“7-0大惨事”の悪夢を再現した日本、中国に3-1で余裕の勝利…6試合連続の無敗行進」(スポーツメディア『SPOTV NEWS』)

「日本、中国を3-1で下し、圧倒的なグループ首位疾走」(経済メディア『Mediapen』)

「“ヘディングだけで3得点”日本、中国を3-1で制し組1位疾走」(サッカー専門メディア『FOOTBALLIST』)

「敵なしの日本、中国遠征で3-1完勝…C組1位の座を堅固に」(『Goal.com』韓国版)

「“圧倒的首位”日本、北中米W杯本大会進出の“9合目”を超えた…中国に3-1勝利」(総合メディア『Mydaily』)
 
 なかでも、「“6戦無敗、得失点差+20”圧倒的な日本、W杯本大会進出まであと1勝」と題したサッカー専門誌『FourFourTwo KOREA』は「確実な勝利だった」と日本を評価。「日本が余裕を持って試合をコントロールした。2点差のリードの中で支配率を高めつつ、最大限マネジメントをして無理をしなかった。85分には久保建英に代えて前田大然を投入するなど、中心選手の体力を管理した。結局、勝者は日本だった」と試合を総括した。

 見出しに「ヘディングだけで3得点」と記し、日本の得点シーンに注目したのはサッカー専門メディア『FOOTBALLIST』だ。同メディアは「特筆すべきは、それまでフィジカルが長所とされなかった日本が頭だけで3ゴールを決めたことだ」とし、次のように伝えている。

「当然、2得点を決めた小川航基は186センチ、決勝点を決めた板倉滉は188センチ、アシストした町田浩樹は190センチと背が高い。とはいえ、中国もフィジカルに弱点があるとは言い難いという点を考慮すれば、中国がセットプレーの守備に対するしっかりとした戦術的守備をしなかったと見ることが正しい」

 また、「“0-7”惨敗ではなかったが、“実力の差”は感じた」というスポーツ紙『スポーツ京郷』、「“17回連続で勝てなかった”中国、ホームで日本に1-3完敗」というスポーツメディア『OSEN』のように、敗れた中国を指摘するメディアも見られた。

 特に、『Goal.com』韓国版は「中国サッカーがフェアプレーを忘却した。試合結果もマナーも日本に後れを取り、ホームで恥をかいた」と痛烈に書き出した記事内で、「試合内容は一方的だった。日本が支配率を68パーセントまで高め、巧みに試合を展開し、シュートも11本試みて中国のゴールを脅かした。枠内シュートも5回記録した。一方、中国はシュートが8本のみで、枠内も3本にとどまった。パス成功率が70パーセントにも達しないほど、試合を展開することに苦労した」と、データ面でも日本に圧倒されたと報じていた。

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 一方、韓国代表は日本対中国の直後に中立地ヨルダンでパレスチナ代表と対戦。グループ最下位相手に最終予選5連勝を狙ったが、キム・ミンジェのパスミスから先制を許すなど苦戦を強いられ、1-1の引き分けに終わった。

 9月のホーム初戦でも引き分けた相手との2連続ドローを受け、スポーツ紙『スポーツソウル』はパレスチナ戦が「悪夢として残った」と表現。「第6戦を終えて4勝2分で勝点14を確保した韓国はグループB首位を守ったとはいえ、FIFAランキング100位の相手と2度も引き分けて“モヤモヤ感”を残した」と指摘していた。
 
 とはいえ、来年3月のバーレーン戦で勝利すればW杯出場が確定する日本と同様に、韓国も2連戦の結果次第では同じく出場を決める可能性がある。

 2025年3月シリーズで日本が8大会連続、韓国が11大会連続のW杯進出を決めるのか、両国の戦いぶりに注目したい。

構成●ピッチコミュニケーションズ

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