遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)

 本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤)が全国民を対象にさまざまなキャラと入れ替わってしまう痛快政治エンターテインメント。原作は『半沢直樹』シリーズなどを手がけた池井戸潤氏の同名小説。

 ある日、14歳の中学生・萩原秋保(黒川想矢)は、“例”の空間消毒器が置かれたネットカフェにいた。秋保は、若者たちに“ユキ”(近藤華)という少女の行方を聞いて探し、ユキらしき人物を見つけた矢先、頭痛に襲われてしまう…。

 一方、泰山は野党議員の神宮寺からスキャンダルを引き合いに取り引きを持ちかけられる…。その矢先、頭痛を感じた泰山は、気が付くと秋保と入れ替わり、「ユキ、ユキ!」と言って取り乱す…。

 今回は公安の猫田(山時聡真)によって、入れ替わった泰山(秋保顔)は速やかに確保される。そして泰山(秋保顔)は、秋保(泰山顔)に、代わりに予算委員会に出るよう頼むが、「国なんてどうでもいい!ユキを探す!」と、拒否されてしまう。

 その後、泰山(秋保顔)はなんとか秋保(泰山顔)を予算委員会に送り込み、代わりにユキを探しに新宿に行く。一方、予算委員会に出席した秋保(泰山顔)は指示通りの答弁を繰り返すが、次第に勝手な答弁をしてしまいネットをザワつかせてしまう。

 対策室に戻った泰山(秋保顔)は、秋保の体にある無数の傷を見せて、彼が抱える問題を知る…。

 放送終了後、SNS上には、「今の日本で起こっている事が、しっかりと描かれていて、本当にすごい。役者さんたちの演技+脚本力すごい」「誰の何のための政治で、法律なのか。いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」「今回はトー横を舞台にしたDVの問題。コメディードラマだが内容は毎回考えさせられる」などのコメントが投稿された。

 このほか、「今回も泣かされた。エンケンの演技すげぇな」「問題が解決せずに終わったビターエンドだったけどリアルで良かった」「黒川想矢くん、本当に総理大臣に見えた」といったコメントも投稿された。