サッカー元日本代表の槙野智章(37歳)が、11月17日に放送されたスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」(ABEMA)に出演。“日本サッカー界の新星”に太鼓判を押した。

番組は今回、“日本サッカー界期待の新星”である、ブンデスリーガ・シュトゥットガルト所属のチェイス・アンリ選手の現地取材を実施。

現在20歳のチェイス・アンリ選手は、高校卒業後にシュトゥットガルトと契約し、今シーズンはスタメンでフル出場している。チェイス・アンリ選手が拠点を置くドイツで密着すると、街を歩くとファンから続々と声援が。いまやチームの主力として活躍するチェイス・アンリ選手だが、ドイツ挑戦1年目を「プレシーズンで焦っていて、早く結果を出さないといけないと思って苦しかった」と回顧。その葛藤から現在の活躍までの躍進の裏には、海外生活を支える“ドイツのパパ”の存在があった。

“ドイツのパパ”こと、歯科医の宮川順充さんは、サッカー選手専用のマウスピースを作る第一人者で、日本代表キャプテンの遠藤航選手なども担当。ドイツ挑戦1年目のチェイス・アンリ選手の歯を治療したことで縁が生まれ、現在も海外挑戦をサポートし続けている。

宮川さんは「彼は最高のパフォーマンスを求められるけど、言葉や文化、習慣が違う環境でそんなの無理ですよね。どんな大変な時でも、好きなものをお腹いっぱい食べてのんびりしたら元気になるので、そういった場所を提供して応援してあげたい」と語ると、チェイス・アンリ選手は「宮川さんがいなかったら、しんどいどころじゃなくて日本に帰っていたかも」と、2人の絆を振り返った。

チェイス・アンリ選手について、槙野は「彼は中学1年生からサッカーを始めたという経歴だけど、もっと早く始めていたらどうなっていたんだろう? というぐらい、ものスゴい可能性を持った選手。若くしてヨーロッパに渡り、センターバックで活躍している選手は、これまでの日本人プレイヤーではいない。強いフィジカルはあるので、あとは技術の部分が入ってきたら化ける。これからが楽しみ」と期待を寄せた。