プロレスリング・ノアは『齋藤彰俊引退記念大会 DEATHTINY』11.17愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)大会を開催した。
【記事】WWEからノアに来襲したAJスタイルズ、両団体の関係強化を歓迎!「リスペクトされるような選手になりたいなら日本に行ったほうがいい」 セミファイナルで、誠心会館、W★ING、新日本プロレス、平成維震軍、ノアなどで活躍した齋藤彰俊の引退試合が行なわれ、丸藤正道が三沢光晴さんの代名詞であるエルボーで見送り、メインイベントでは、GHCヘビー級選手権試合、チャンピオンの清宮海斗にベテランの杉浦貴が挑戦。30分超えの死闘を清宮が制した。清宮は試合後、杉浦に「杉浦さんの大きな背中をみて自分は育ってきました。これからはこのノアを清宮海斗と若い力に任せてください! 杉浦さん、今日はありがとうございます!」感謝の意を述べると、ノアの改革ユニット、オール・レベリオンのメンバーをリングに呼び寄せる。
メンバーが揃うと清宮は「今日は齋藤さんの引退記念大会でたくさんのご来場ありがとうございます。齋藤さん! 安心してください。ノアには自分がいます! これからのノアは清宮海斗と若い力に任せてください! ノアは歴史とともに新しい時代に進んでいきます! ニュージェネレーション革命の始まりだ! オール・レベリオン…すべてはノアのために!」と叫ぶと、左足を骨折して欠場中のメンバー小澤大嗣が、清宮を松葉杖で殴打する闇落ち劇が発生。そこにジャック・モリス、ダガ、ヨシ・タツの『TEAM 2000X』が乱入し、清宮一人をリングに孤立させたところを小澤がさらに松葉杖で襲う。騒つく場内は大ブーイングの嵐。小澤はオール・レベリオンのTシャツを脱ぎ捨て、T2000XのTシャツに袖を通し、4人目のメンバーとして電撃加入した。
バックステージで小澤は「清宮! 俺はな、お前のことがずーーーっと嫌いだったんだよ。ノアを若い力で盛り上げていく? おい、笑わせんなよ。いくらお前のマイクが薄っぺらいからって、限度ってもんがあるぞ。おいおい、お前の下、どれだけ育ってんだ? お前が指導した練習生、いったい何人デビューできて、何人辞めてきたんだ? 俺は見てきたぞ。何人、何十人とお前のせいで練習生、いや、ノアの選手たちが辞めていったのをな。お前、冗談も休み休み言えよ。俺もお前の被害者のうちのひとりだ」と清宮の裏の顔(?)を暴露。続けて「清宮海斗っていう人間はな、外では『プロレスリング・ノアの若手を盛り上げていきます!』とかなんとか言っちゃってるけども、実は内ではあいつ若手のことボッコボコにしてるからな。清宮ファン、あいつはとんだDV野郎です。気をつけてください。そして、お前の言うプロレスリング・ノアを若い力で盛り上げるために一番必要なことは、お前がトップの座から退くことなんだよ。俺の個人的な積年の恨み、そして今まで辞めていった人間の恨み、そしてこれからのプロレスリング・ノアの未来のために、俺はお前をトップの座から引きずり下ろさなきゃいけない。だから、1月1日、日本武道館、お前のその持っているGHCヘビー級のベルトを懸けて、俺と戦え。お前はこれを受けなきゃいけない」と勢いに任せて挑戦表明。
さらに暴露はプライベートにまで及び「どうせお前、家に帰ったら、同棲している彼女に慰めてもらうんだろ? だからお前、プロレスリング・ノアで力を失っても大丈夫。同棲している彼女に慰めてもらって、元気になればいいからな」と清宮の同棲疑惑まで暴露してしまった。これに対して当然のことながら清宮は怒り心頭。「GHC? あんなヤツにベルトに挑戦する価値あるんですか。あの野郎がGHCのベルトに挑戦する価値あるんですか。あんなヤツとタイトル戦なんてやっても意味ないでしょ。ただ、シングルだったらやってやりますよ。いつでもやってやりますよ!」とノンタイトルであれば対戦をするという考えを示している。まだ小澤の復帰戦も発表されていないが、清宮包囲網が止まることはない。
◆プロレスリング・ノア◆
『齋藤彰俊引退記念大会 DEATHTINY』
2024年11月17日
愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
観衆 1788人
▼GHCヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>○清宮海斗(30分02秒 体固め)杉浦貴●<挑戦者>
※変型シャイニングウィザード
※第45代王者が6度目の防衛に成功。
文⚫︎どら増田
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