北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選は折り返しを迎え、11月19日に第6節のゲームが行なわれた。グループC首位に立つ日本は、中国とのアウェーゲームに臨み、3対1で勝利を飾っている。
【動画】久保の高精度CKから小川がドンピシャヘッドで先制弾! 2戦連続スタメン出場の小川航基が前、後半でいずれも得意のヘディングシュート2得点。板倉滉もセットプレーからゴールを挙げており、中国の反撃も1点にとどめ、2点差で日本が逃げ切った。初戦で繰り広げられた7-0での大勝の再現とは言えないまでも、敵地でも日本が手堅い戦いで白星を掴んでいる。
一方、ホームの中国はこの試合まで2連勝と、上向きの状態で日本を迎え撃ったものの敗戦。日本に最終予選での2敗目を喫している。前半から積極的に相手ボールを奪いにかかり、後半開始早々にはパス交換からリン・リャンミンがゴールを決めるなど、粘りをみせるも及ばず、初戦の“リベンジ”とはならなかった。
この中国代表の戦いぶりは、国内メディア『捜狐』でも多くのレポートが上がっている。同メディアは、「この試合で中国が日本に勝てるなどと誰も信じておらず、引き分けでも『勝利』と見なされるほどだった」と前回の大敗ショックが尾を引いているような冷ややかな視線で彼我の差を認めつつも、「しかし、前半最初の30分間、中国は観客を魅了した。フィールド上の仲間たちは懸命に働き、フォワードは本来の力を発揮し、ディフェンスは要所をカバーした」と自国代表の“善戦”も称えている。
また、「スコアが1-2になり、中国代表にわずかな希望が生まれた。日本代表相手に得点を奪い、それも流れの中からの得点だったことは、非常に価値のある成果だったと言える」として、49分の得点も称賛。その唯一のゴールについては、「中国が1点を挙げたこと自体がすでに『奇跡』であった」と綴った。
一方、日本に喫した3失点については「中国代表は、この試合で日本に3度もクロスボールから失点している。次回は高いボールに対する守備を強化する必要があるだろう」などと分析している。
さらに前半途中、スタンドからの乱入者によりゲームが中断したハプニングにも触れており、「この出来事が中国チームの失点の原因となったとは言わないが、少なくとも試合全体の中で大きな出来事であった」などと振り返っている。中国は、話題となったピッチサイズの変更など「奇策」を駆使したものの地の利を生かせず、日本を相手に再び敗れることとなった。
構成●THE DIGEST編集部
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