現地時間11月20日、メンフィス・グリズリーズと2WAY契約を結ぶ河村勇輝が、傘下のGリーグチーム、メンフィス・ハッスルで2試合目に出場。15得点、16アシスト、2リバウンドの活躍で123-118の勝利に貢献した。
ハッスルはホームのランダーズ・センターでオセオラ・マジック(オーランド・マジック傘下)と対戦。Gリーグデビューとなった15日に続いて先発出場を果たした河村は、立ち上がりから持ち味のパスセンスを遺憾なく発揮する。
開始50秒に味方のバックドアカットに合わせたノールックパスでチーム最初の得点を生み出すと、第1クォーター残り4分47秒までの約7分間で7アシストを記録。同3分14秒に一度ベンチに下がり、再投入された第2クォーター残り8分49秒にはトップの位置から3ポイントを決め、観戦に訪れていたジャ・モラントへセレブレーションポーズを送った。
その後もドライブで得たフリースローに、アシストを積み重ねると、前半残り4分43秒には2本目の3ポイントをヒット。8得点に加え、アシストは10本と早くも2桁に乗せてハーフタイムを迎えた。
66-67と1点ビハインドでスタートした後半も、河村は司令塔としてチームを牽引。開始55秒にこの日3本目の3ポイントを決めて得点も2桁に乗せれば、第3クォーター残り3分11秒に交代するまで13アシストまで積み上げる。
チームは2点リードで迎えた第4クォーター、開始から12連続得点をあげてリードを拡大。残り6分53秒にクロージングラインナップとしてコートに入った河村は、5分48秒にミドルレンジからプルアップジャンパーを沈める。しかしここから相手の反撃を受け、残り2分半で差は4点に。
ここで河村は値千金のオフェンシブ・リバウンドを奪うと、ディフェンスを3人引きつけてゴール下の得点を演出。直後に連続3ポイントを決められて同点に追いつかれたが、最後は河村のパスからダメ押しの3ポイントが決まってハッスルが今季2勝目(3敗)をあげた。
河村は31分の出場で15得点(フィールドゴール4/12、3ポイント3/8、フリースロー2/2※フリースローは1本試投につき2点)、2リバウンド、16アシストを記録。初戦(7得点、10アシスト)からさらに数字を伸ばし、2戦目にして単なるダブルダブルを超える「15-16」の活躍を見せた。
なおハッスルはこの日、“Education Day”として子どもたちを招待し、現地の午前10時半から試合を開始。同日の夜(日本時間21日10:00)にはグリズリーズがホームでフィラデルフィア・76ersと対戦するため、河村のダブルヘッダーなるかが注目される。
ハッスルの次戦は日本時間23日の10:00、再びホームでマジックと相まみえる。
構成●ダンクシュート編集部
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