現地11月19日、ロサンゼルス・ドジャースはFAとなったフアン・ソトと面談を行なった。ソトを巡っては、2024年に所属したニューヨーク・ヤンキースや、金満オーナーが獲得に意欲を燃やすニューヨーク・メッツ、スター選手を求めるトロント・ブルージェイズやボストン・レッドソックスなど、複数球団が強い感心を示している。
今オフ最大のビッグネームの去就は米メディアが連日のように報じるなど、大きな関心事だ。そんな状況のなか、ドジャースの地元紙『Los Angeles Times』のコラムニスト、ビル・プラシュケ氏は「ソトは不要」と断言。ドジャースはワールドシリーズを制した2024年のチームを基本に、連覇を目指すべきだと主張した。
「ドジャースとソトの交渉が、まとまらないことを祈っている。そうすることで、球界最高のラインアップを強化し、歴史に残る打線を深化させ、多彩な守備を強化し、さらにエキサイティングで、さらに無敵になることができるのだ」
「ソトが悪いわけではない。球界最高の若手選手のひとりで、ドジャースと戦ったワールドシリーズでOPS1.084を記録した。しかし、ソトと契約するにはチーム最高年俸にする必要があり、繰り延べなしで5000万ドル（約78億円）近くを要する。新しいリーダーを必要としていないチームではうまくいかないだろう」
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「ドジャースはショウヘイ・オオタニのチームであり、ムーキー・ベッツのチームであり、フレディ・フリーマンのチーム。近い将来、ドジャースがソトのチームになると言うことはできない。ソトに問題があるわけではないが、ドジャース文化のなかで、そう簡単に機能しないだろう。オオタニはプロ意識の高さで知られ、ベッツは利他的な性格。フリーマンは強い精神力を秘めている。ドジャースは自分たちの輝かしい選手たちに集中するべきだ」
ビッグスターの獲得ではなく、優勝チームの継続路線を訴えたプラシュケ氏は、FAとなったテオスカー・ヘルナンデス、ウォーカー・ビューラー、エンリケ・ヘルナンデス、ブレイク・トライネンとの再契約も望んだ。
補強については「もうひとりか２人の先発投手を追加するだろう。日本の佐々木朗希は有力候補のひとりだ。リリーフ投手と、ベテラン外野手も追加するはずだ」と記載。最後に「そろそろデーブ・ロバーツ監督に相応の報酬を支払う時がきた」として、負傷者が続出しながらもワールドシリーズ制覇に導いた指揮官の好待遇を求めた。
構成●THE DIGEST編集部
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