「思うように打てない」「どうしたらうまくなれる?」と悩むゴルファーたちにゴルフが楽しくなる上達法をレッスン! 今回は“⚪︎⚪︎するだけ”で「うまく飛ばせる」「うまく打てる」そんなテクニックをピックアップ。どれも簡単にできるものばかりなのでぜひ試してみてください!
LESSON 01
クラブを1センチ遠くへ引くだけ!
ドライバーの飛距離を
3.5ヤード伸ばす方法
テークバックで1センチ遠くへクラブを引くと、バックスイングが大きくなるが、フォローも同じだけ大きくなる。その分遠心力が大きくなり、スイングスピードが上がるので、飛距離アップにつながる。
ドライバーの飛距離アップは現在のスイングを大きく変えなくても可能です。テークバックの際、いつもより1センチだけ遠くへクラブを引きましょう。その分、スイングアークが大きくなり、遠心力を利用できるので飛距離が伸びます。目安としては、1センチで3.5ヤードアップです。テークバックが大きくなると、同じだけフォローも大きくなります。合計2センチスイングアークが大きくなるので7ヤードアップします。
首を伸ばして
左腕を真っすぐに
テークバックを伸ばすにはアドレスがポイントです。縮こまらないように、まずは余計な力を抜き、首が長くなるように心がけ、左腕は肘を曲げずにしっかり伸ばします。飛ばない人は、首が短くなり、両肘が曲がった形でアドレスしがちなので気をつけましょう。
これはNG!
大西翔太
●おおにし・しょうた/1992年生まれ。水城高校を卒業後、当時ゴルフ部監督を務め、恩師でもある石井貢氏の勧めもあり、コーチングの道へ。15年から青木瀬令奈のコーチを務め、トーナメントではキャディバッグも担ぐ。18年にPGAティーチングプロA級資格取得。分かりやすいゴルフ理論には定評があり、ゴルフメディアにも多数出演している。メンタルトレーナー、整体師の資格も持つ。
構成・文=山西英希、写真=鈴木祥、協力=船橋カントリークラブ
LESSON 02
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「ボールとの距離感」だけで
ドライバーの調子は上がる!
クラブヘッドをボールに当てる気持ちが強いと、どうしてもボールに近づいて立とうとします。ボールの近くに立つと、スイング軌道が縦振りとなり、ロフトが立った状態でインパクトを迎えます。これだとボールが上がらず、キャリーを稼げないので飛距離が伸びません。ボールを飛ばしたいなら、ボールから少し離れて立ちましょう。グリップエンドと体の間に、最低でもこぶし2個分は入るぐらいのスペースをつくります。スイング軌道が飛球線後方から見て、45度ぐらいになるので、ボールが高く上がり、飛距離を稼げます。
阿河徹
●あが・とおる/1976年生まれ。米国にてゴルフスイング理論、ゴルフ経営学を学ぶ。UFGTF資格取得。帰国後、内藤雄士ゴルフスクールにてレッスン活動を行う。2012年独立後、男女ツアープロのコーチとしてツアーに帯同。50人以上のプロゴルファー、3万人以上のアマチュアゴルファーを指導している。
構成・文=山西秀希、写真=鈴木祥、協力=井山ゴルフ練習場