松本人志 (C)週刊実話Web
急転直下、お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志(61)が性的強要疑惑を報じた週刊文春側との訴訟を取り下げたことで、5億5000万円の損害賠償を求めた裁判は11月8日に終結。松本が芸能活動をいつ再開するのかに注目が集まっている。
【関連】松本人志“裁判断念”は終わりの始まり?「復帰話は基本、あり得ない」テレビ関係者も呆れ顔 など
1980年代の漫才ブームをけん引し、松本が所属する吉本興業(2007年退社)の先輩筋に当たる『B&B』の島田洋七氏(74)は本誌の取材に対し「復帰してもファンは笑うかもしれませんが、テレビの視聴者は笑えるでしょうか」と早期復帰には否定的だ。
文春に性加害疑惑を報じられた当初、松本はⅩに《事実無根なので闘いまーす》と投稿。徹底抗戦の構えを見せていたが、結局、「松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠がないこと等を含めて確認しました」「裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担、ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」などとして矛を収めた。
テレビ局は二の足を踏んでいる状態…
裁判は終結した。
次は松本の活動再開時期が焦点になってくるが、テレビ業界の反応は鈍い。
「松本サイドの裁判終結コメントは、性加害があったのか、なかったのか、明らかにしていない。テレビ局側は松本を起用するにしても、スポンサーに事情説明し納得してもらわなければならない。ハードルは高いと言わざるを得ません。松本は飲み会に参加した『不快な思いをさせた』一部女性に対してお詫びしていますが、性的強要を文春に告発したA子さんらには直接謝罪していない。ことさらに被害者に金銭を支払っていないことを強調しているのも逆に、詮索してしまう」(スポーツ紙記者)
松本の早期復帰に、肝心のテレビ局はスポンサーの顔色をうかがい、二の足を踏んでいる状態だ。
洋七氏の話。
「(ビート)たけしがまずいこと書かれたら『笑って吹っ飛ばせ』と言っていたけど、裁判にしたら笑えませんよ。昔の芸人は女性遊びをしていた人もたくさんいました。今みたいに携帯電話もインターネットもない時代、人と人がつながるのは簡単ではなかった。その中で女性といい関係になろうとするなら、時間や情熱やお金をかけないとそうならなかった。格好よく遊んでいる先輩ばかりでしたね。松本を『天才、天才』と褒めていますが、しゃべくりに関したら明石家さんま、引退した島田紳助には敵わない。周りが持ち上げすぎているんです。松本が世間に受け入れてもらうには、もっと時間が経たないと」
吉本興業は松本の活動再開について「関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせさせていただきます」と公表している。
「週刊実話」12月5・12日号より内容を一部変更