みなさま、冷蔵庫から存在を忘れ去られてカチカチのミイラになった野菜が出てくることはありませんか?
どう見てもお亡くなりになった食べ物ならざるその風貌から、もったいないけどゴミ箱に直行させたい衝動に駆られます。
しかしこうも思いませんか?
「切り干し大根とか干し椎茸も要するにミイラだよね? アレ? じゃあ水で戻したら食えるんじゃね?」
と。
ということで今回は冷蔵庫の中でカチカチにミイラ化された人参は水で戻るの? 食べられるの? 味はどうなの? を確かめてみたいと思います(`・ω・´)
ミイラ化した人参
現役人参と比べるとあまりにもシオシオなその姿に「こいつはもうダメだ。」と思いつつも水に漬けます。
ミイラ人参戻し1日目スタートです。冷蔵庫で保管します。
ミイラ人参戻し2日目
1日で結構戻ってる!! そして人参の匂いもします!
容器に収まりきらずハミ出てしまっているので、大き目の容器に移し替えてさらに戻していきます。
ミイラ人参戻し3日目
黒かった皮にオレンジ色が戻ってきました!
昨日は容器の直径に収まっていたのに、今日は斜めじゃないと収まらない大きさにまで回復しました。
もう少し戻りそうなのでまだ様子を見たいと思います。
ミイラ人参戻し4日目
昨日よりもボリュームが増し、かなり人参らしい姿になりました!! 香りももちろん人参です!!
初日のミイラと比べるとその差は一目瞭然ですね!
現役人参と比べると小ぶりではあるものの、十分戻った感はあるのでここで調理していきたいと思います。
ミイラから蘇生した人参を調理する
ミイラから蘇生した人参を切ってみると
皮まわりは黒ずんでいるものの、中はキレイなオレンジ色をしています。
ちなみに側面がデコボコしているし皮が水分でグニャっとしているので皮を剥くのが大変でした。
中はいかにも「水で戻しました!」という感じの、芯はありつつ水分で少し柔らかくなっている感触・切れ味です。
では蘇生人参を調理して食べてみます!
蘇生人参のしりしり
蘇生した人参の千切りをごま油で炒め、ゴマとツナ缶を投入し麺つゆで味付けしてから水分が飛ぶまで炒め、しりしりにして頂きます。
おっ! 甘みと味が濃くなってる!!!!
切り干し大根とか干し椎茸のように、一度乾燥したことでうま味が凝縮されています!!
食感もポリポリしていて良いです!
なんなら普通の人参よりも味が濃くて美味しいかもしれない!!
皮に近い部分は若干腐敗臭がしないこともない気がするので厚めに剥くのが良さそうです。
特にお腹も壊さなかったし(※個人の感想です。保証はできません)、冷蔵庫の中でうっかりミイラ化させてしまった場合は水で戻して食べるのはアリですね!
とはいえやっぱり衛生面が気になるのは否めないので、新鮮なうちに食べきるために冷蔵庫の中の人参は忘却しないように気を付けたいですね(`・ω・´)
※画像は全て筆者撮影
(執筆者: ゆずくん)