11月19日に行なわれた北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第6節で、グループB首位の韓国代表は、最下位のパレスチナ代表と中立地アンマン(ヨルダン)で対戦。12分にDFキム・ミンジェのミスから先制を許し、16分に主将ソン・フンミンのゴールで追いついたものの、1-1で痛恨のドローに終わった。
とりわけ酷評されているのが、ソン・フンミンと共にダブルエースを担うイ・ガンインだ。
韓国メディア『Xpors News』は「韓国のエースはどこに行った? ホン・ミョンボ監督の下でイ・ガンインが行方不明」と題した記事を掲載。こう伝えた。
「イ・ガンインは2次予選で主将のソン・フンミンと共に大活躍し、韓国の攻撃を担った選手だった。2次予選6試合で残した記録は4ゴール・3アシスト。韓国が2次予選で挙げた20ゴールのうち7点がイ・ガンインの足から生まれたか、始まっていた」
「だが、最終予選に突入した後、代表チームの攻撃の急先鋒の役割をしていたイ・ガンインの姿が消えた。ホン・ミョンボ監督体制に入った後に行った最終予選6試合に全てスタメン出場したが、FIFAランキング80位のオマーンを相手に1アシストをした以外は攻撃ポイントがない状況だ」
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同メディアは「イ・ガンインの沈黙について語るなら、起用法、つまり戦術面について語らざるを得ない。ホン・ミョンボ監督の下でイ・カンインの役割は若干変化した。ユルゲン・クリンスマン監督と2度の暫定監督体制では、より自由にプレーし、創造性を発揮していたが、最近は相手の守備が集中し、以前よりも孤立することが多かった」と指摘。こう主張を続けた。
「ホン・ミョンボ監督は、イ・ガンインのためにスペースを作るよりも、相手チームのプレッシャーを誘発することでイ・ガンインを犠牲にすることを選んでいる。この選択自体が悪いとは考えにくいが、イ・ガンインは広いスペースでプレーする際に自分の長所を最大限に生かせる選手であることを考えると残念だ」
記事は「イ・ガンインの沈黙は、常に解決策を考えなければならない問題だ。今のように犠牲になる立場から抜け出せないのであれば、パレスチナ戦のように得点が必要な場面でイ・ガンインの派手な個人技を期待するのは難しいかもしれない」と見解を示している。
“韓国の至宝”の個性が、戦術のために犠牲になっていると見ているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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