日本のお店の接客サービスは、海外からの観光客にも驚かれるほど丁寧で親切であることが多い。そのなかで、日向坂46の元メンバー・齊藤京子が、「退店時の店員への苦手意識」について明かし、話題となった。
■店を出て振り返ると…
注目を集めたのは、今年10月放送の『キョコロヒー』(テレビ朝日系)での一幕。アパレルショップや美容院などで、退店の際に店のスタッフが出口まで見送ってくれるサービスの話題となった。
齊藤は、店を出てしばらくして「なんとなく、まだ見てるかなと思ってこっち(店のほうを)見たときに、まだこうやって(スタッフが見送っていた)」と、店を出てからも、スタッフがまだ見送っていたことに気まずい思いをしたことを明かす。
すると、ヒコロヒーが「お前が悪いやん。お前がいっつも振り向いてるからやん。わかってんねん、たぶん。店員さんも」とツッコんでいた。
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■7割近い人が「ある」
そこで、Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女621名を対象に調査を行ったところ、「買い物をして店を出る際、振り返ったことがある」と答えた人の割合は66.3%と、全体の7割近い人が振り返っていた。
男女別にみると、男性では58.9%に対し、女性は74.4%と、女性のほうが多い傾向となった。齊藤のように「気を使われることに気を使ってしまう」という人は多いようだ。
また振り返る心理としては、手厚い接客を受けたときほど店員にきちんと礼をしなければならない、といった日本人特有の律儀さがでてしまうのかもしれない。
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■「タブーでしょ」「1回まで」
ヒコロヒーの、客が振り向くからこそ店側もギリギリまで見送ることになるという鋭い分析には、SNSでは視聴者からも「振り返るから待ってる説ありそう」「店員のお見送りは振り返るのタブーでしょ」と納得の声が。
また、「店員さんがずっと見ておられるの、確かに気まずそう。振り返るのは1回までにしておくとか?」「基本振り返るの我慢するかなあ」という意見もみられた。
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■サービスの目的は…
店側の見送りサービスは、多くの場合は客に最後まで気分よく過ごして帰ってもらうことや、リピーターの獲得につなげるといった目的で行われているとのこと。
実際、齊藤も気まずい思いもするものの、「いなければいないで『いないんだ?』と思ってしまう」と、本音も漏らしていた。
一方で、ヒコロヒーは「『出口までお持ちいたしましょうか』自体をいっつも断ってる。『ここでいいです』って」と、見送り自体を断ることを明かしていた。見送りが本当に気まずくて苦手だという人は、思い切って断ってしまうのも手かもしれない。
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年11月6日~2024年11月11日
対象:全国10代~60代男女621名 (有効回答数)