ケリーはエルメス(HERMÈS)を代表するバッグの1つ。日常使いの他にも、ビジネスシーンやフォーマルな場に良くなじむ美しいフォルムが魅力です。ケリーと並んで人気のバーキンとは、デザインや使い勝手などに違いがあります。この記事ではエルメスのケリーの魅力や特徴、ケリーシリーズのその他のアイテムを紹介します。
エルメス(HERMÈS)を代表するバッグ・ケリーの魅力とは
モナコのグレース公妃が愛用していたことで知られるエルメスのケリー。まずはその魅力を紹介します。
モナコ王妃が愛用し世界から注目
ケリーバッグ誕生の由来は、モナコのグレース公妃(元ハリウッド女優のグレース・ケリー)が、妊娠中のお腹をパパラッチから守るためにこのバッグで隠し、その写真が雑誌の表紙を飾ったことにあります。
ケリーは当初、「サック・ア・クロア」の名で発売されていましたが、これをきっかけにエルメス社はモナコ公国から許可を得て、ケリーに改名しました。ハリウッド女優からプリンセスへと転身したグレース・ケリーは当時憧れの的であり、以降、バッグが注目されるきっかけともなりました。
完成されたフォルムの美しさ
エルメスのケリーの唯一無二の魅力は、完成されたフォルムの美しさにあります。スマートなフォルムはどんなシーンでも、最上級の品格を演出してくれます。洗練された印象はエレガントな装いに最適です。ビジネスやフォーマルな場にはもちろん、着物姿にもよく合います。
カラーや素材のバリエーションが豊富
豊富な素材とカラー展開もケリーの魅力です。ケリーのデザインは発売当初からそれほど変わりませんが、カラーや素材のバリエーションは増え続けています。
フォーマルシーンで定番となっているカラーはブラック。エトゥープと呼ばれるブラウンがかったグレーも高い人気を誇ります。カジュアルシーンでは、コーディネートの差し色となる鮮やかなカラーを選ぶ人も。
また、同じレザー素材でも光沢のあるものと型押しでは印象が異なります。自分にぴったりのカラー×素材の組み合わせを見つけるのも楽しみ方の1つです。
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エルメスのケリーとバーキンの違い
エルメスのバッグの中でも人気を二分するケリーとバーキン。その違いをデザイン、使い勝手、サイズから探ってみました。
デザイン
ケリーとバーキンの大きな違いはハンドルにあります。ケリーはフォーマルさを重視しているためワンハンドル、バーキンはたくさんの荷物を運びやすいようダブルハンドルとなっているのが特徴です。
さらに台形のエレガントなフォルムが特徴的なケリーは、バッグの蓋となるフラップを本体に被せ、ベルト(クロア)でしっかりと留めて持ち運ぶのが一般的。一方バーキンはフラップを内側に入れ込み、ベルトを閉めずにオープントートとして使う人が多く見られます。
使い勝手・機能性
ケリーには付け外し可能なショルダーストラップが付属していて、ハンドルの付け根部分にストラップを取り付けるための金具が付いています。そのためハンドバッグとショルダーバッグの2WAYで使用できます。
バーキンにはショルダーストラップを取り付ける金具はありません。ハンドバッグとしての使用のみになりますが、荷物が出し入れしやすく、背面には便利なファスナーポケットがあるなど、実用的なしかけが施されています。
サイズ
ケリーとバーキンにはそれぞれいくつかのサイズ展開がありますが、ともに展開のある25サイズ、35サイズでは少し大きさが異なります。
【25サイズの比較】
ケリー:横約25cm × 縦17cm × マチ10.5cm
バーキン:横約25cm × 縦20cm × マチ13cm
【35サイズの比較】
ケリー:横約35cm × 縦25cm × マチ13cm
バーキン:横約35cm × 縦25cm × マチ18cm
バーキンはケリーよりマチが広くなっていて、ある程度の収納力を求めている人におすすめです。なお、エルメスのバッグは職人の手で1つ1つ作られているため、個体によっては数mm〜数cmほどサイズに誤差が生じます。
永遠の憧れ、エルメスのバーキン|サイズやカラー展開を徹底解剖
エルメス(Hermes)は多くの女性が憧れる一流ブランド。なかでもバーキンは、誕生から35年以上経つ今もブランドのアイコンバッグとして高い人気を誇ります。ここでは、バーキンの人気の秘密に迫るとともに、サイズやカラー展開など、バーキンを選ぶ上で知っておきたい情報を解説します。