サウナの中にもう1つサウナ! 北海道旭川の地元民だけが知るスーパー銭湯「杜のSPA神楽」が踏み入るほど熱くなるサウナの杜

・広い

グループで行くか、となるくらいだから浴場は広大。内湯には、薬草湯、シルクの湯、モール湯など湯舟がいくつもあって、露天にも極楽湯、天空の湯、壺湯がある。とにかく湯舟が多くて広い!

7~8人で入っても散り散りになれる感じであった。むしろ、体を洗って湯舟に行くと、もうみんなどこにいるのか分からない。浴場を見渡すと、これだけ広い浴場がほぼ貸し切り状態であった。都内スパ銭では味わえないこのゆったり感。旭川やなあ……

って、ん? おかしくね?

いくら広いとは言え、浴場に2~3人しかいないのである。みんなどこ行ったんだろう? サウナ室にもいないしなあ……

と思いきや、地元民たちはサウナ室のさらに奥に潜んでいた。そう、ここのサウナ室は奥に扉があって、その扉の先にもう1つサウナ室がある形なのである。

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・踏み入るほどに熱くなる

こういう進むタイプのサウナ室を初めて見たので、奥にもう1個サウナ室があることに全然気づかなかった。秘密基地みたい。

そこで奥サウナに入ってみたところ、ちょっとゆるめの前室のサウナに比べて、奥はしっかりと熱い。ちなみに、前サウナ室は70度で、奥サウナ室は85度だったのだが、スタジアムサウナなので奥サウナの上の方はかなり詰められる熱さになっている。踏み入るほどに熱くなるサウナの杜だ。

水風呂は18度と心地いいくらいの冷たさであり、前述の通り露天風呂は広い。壁際に配置された椅子の間隔にも余裕があって、集団で外気浴に出ても気を使わず心おきなくととのえたのであった。ほわぁ~、北海道以外でととのえなくなりそう。

スーパー銭湯こそ、地元民御用達の場所が良いのかもしれない。リラックスするための場所だからなあ。たしかに、『杜のSPA神楽』には、全国的な評価を得る万葉の湯に負けない良さがあったのであった。