フォレスト出版は11月21日以降順次、「死ぬまで使わない日本語」(著:杉岡幸徳)を全国の書店およびネット書店にて発売する。425語の希少で見慣れない日本語を収録し、日本語の奥深さと面白さに迫る一冊だ。価格は1,320円(税込み)。
「鴆酒(ちんしゅ)」「猫の魚辞退(うおじたい)」「竹夫人(ちくふじん)」「ぐりはま」「ブーバ/キキ効果」……。日本語の語彙は非常に多いものの、普段使う言葉はごくわずかで、多くは使われないまま眠っている。どんな大作家であろうと、あるいは辞書編纂者であろうと、間違いなく、すべての日本語を「使ったこと」がある人は存在しないはずだ。
「死ぬまで使わない日本語」では、この種の、広辞苑に載っていたり、載っていなかったりするレアな日本語を425語収録し、多数のイメージと共に解説。知らない言葉を知ることは、驚きとともに思考や表現の幅を広げ、新しい扉を開くきっかけになるかもしれない。読者にはそんな興奮と、「私は使ったことあるよ!」というちょっとした優越感を味わってもらえる、そんな一冊だ。
☆「まえがき」より
本書はただ単に珍しい言葉とその意味を記しただけの「辞書」ではありません。
その字面や読みから感じる息吹や妖しさ、その熟語に隠されている歴史的な出来事や生物の不思議な生態、謎の名詞や形容詞から高貴な人々の生活様式、言語化しづらい謎現象、日本の失われた文化にも言及しています。
本書にまとめられた言葉の多くが、そうした解説の面白さを基準にピックアップされており、知らなかった言葉を知ることは、その言葉の周辺、あるいは裏にある世界の多面性や可能性を知ることにもつながります。
“言葉にはそれぞれに物語やメロディーがあります。
その言葉を通して、違う世界を覗き見、見知らぬ思想の息吹を感じることもできます。
「矛盾脱衣」「かわひらこ」「動物園仮説」「ハイルブロンの怪人」「サイレンラブ」……
こういった言葉から始まる映像やストーリーもあるのです。”