個性豊かな「悪魔の実」の能力バトルが魅力のマンガ『ONE PIECE(ワンピース)』で、もしもルフィの敵キャラたちが「ゴムゴムの実」を食べていたとしたらどうなっていたでしょうか。有名キャラの能力を入れかえて物語を想像します。
クロコダイルを立体化した『フィギュアーツZERO クロコダイル』(BANDAI SPIRITS) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
【画像】「クロコダイルが風船みたいに」←え、どういうこと? 「ゴムゴムの実」を食べたらイメージ崩壊しそうなキャラたち(4枚)
「砂漠の王」が「ゴム人間」だったら?
人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』(作:尾田栄一郎)には、主人公「モンキー・D・ルフィ」の前にさまざまな「悪魔の実」の能力者が立ちはだかります。もしも、そのような敵キャラがルフィの「ゴムゴムの実」を食べていたとしたら、どんな展開になっていたのでしょうか?
クロコダイル
「クロコダイル」は「アラバスタ編」で「スナスナの実」の能力により、ルフィたちを窮地に追い込んだキャラクターです。彼は、配下のエージェントたちを使い、「アラバスタ王国」を内部から崩壊させようとしました。クロコダイルが「ゴムゴムの実」を食べていたら、より狡猾に、そして戦略的に能力を駆使していたでしょう。
しかし、その一方で、砂漠が多いアラバスタ王国をあそこまで支配することは難しかったかもしれません。反対に、もしもルフィが「スナスナの実」を食べたら、
伸縮こそしないものの、持ち前の自由な戦い方で砂を操り、読者を楽しませる戦いができそうです。
ドンキホーテ・ドフラミンゴ
元「王下七武海」の一員で「ドレスローザ」の王として君臨していた「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」は「イトイトの実」の能力者です。ドフラミンゴはこの能力で人びとを操り、ドレスローザを乗っ取りました。
では「悪魔の実」の能力で他者を操るという残虐さを持ったドフラミンゴが「ゴムゴムの実」を食べたら、どうなっていたでしょうか? 彼の場合、その残虐性や元「天竜人」という複雑な生い立ちから、ルフィのように裸一貫で挑むような行動はとらず、冷静に作戦を練ってからじわじわと敵を追い詰めていくはずです。そのためファンが想像もつかない、ルフィとはまったく違った方法でアプローチするかもしれません。
ルフィが「イトイトの実」を食べたら、ドフラミンゴのように精密な糸で他者を支配するのではなく、大量の糸を束ねた物理攻撃で相手を吹っ飛ばしていたでしょう。
バーソロミュー・くま
「シャボンディ諸島編」では「バーソロミュー・くま」の真意がまだ明かされていなかったため「『麦わらの一味』を崩壊させた人物」という印象を持った人も多いのではないでしょうか? 実際には、くまは麦わらの一味をパワーアップさせるため「ニキュニキュの実」の能力で世界中に飛ばしていました。
そのくまが「ゴムゴムの実」を食べていたら、彼が天竜人の奴隷だった幼少期の頃からずっと憧れていた「解放の戦士『ニカ』」になっていた可能性が高いでしょう。
一方で、ルフィが「ニキュニキュの実」を食べた場合、冒険を愛するルフィにとって、世界中に行けるこの能力は魅力的かもしれません。しかし、この能力は能力者が行ったことのある場所にしか飛んだり、人を飛ばしたりすることができないため、ルフィの冒険スタイルが変わることはなさそうです。
このように想像を膨らませてみると、悪魔の実の力は、その人の性格や生き方によってまったく違う扱いがありそうです。皆さんも想像を膨らませてみると、また違った見え方がして面白いかもしれません。