河村勇輝がGリーグのアシスト部門でトップに浮上!2戦合計26本、平均13.0本と躍動、今後は得点力アップにも期待<DUNKSHOOT>

 世界最高峰のNBAで、史上4人目の日本人プレーヤーとなった河村勇輝が着実に成果を上げている。

 NBAと下部のGリーグ、双方でプレー可能な2WAY契約を結ぶ河村は、NBAのメンフィス・グリズリーズでは現地11月22日時点で9試合(16試合中)に出場。いずれも大差がついた試合終盤の出番ではあるものの、6日以降は初得点に初3ポイント(8日)、1試合4アシスト(10日)と可能な限りのアピールを続けている。

 もうひとつの主戦場であるGリーグでは、チームの主力として躍動。グリズリーズの試合にベンチ入りしている関係で、傘下のメンフィス・ハッスルではまだ2試合(5試合中)の出場ながら、平均13.0アシストでGリーグ全体のトップに立つ。
  河村のGリーグデビューとなったのは11月15日のオクラホマシティ・ブルー戦。先発PGとして29分44秒コートに立ち、7得点、4リバウンド、10アシストをマークすると、5日後のオセオラ・マジック戦では31分間で15得点、2リバウンド、16アシストの活躍を披露した。

 フィールドゴール成功率は2試合を通じて29.2%(7/24)と課題を残すものの、パスセンスはGリーグのレベルではトップクラスにあることをすでに証明している。正PGとして攻撃の先導役を任され、チームメイトたちを巧みに操る姿は見慣れた光景だ。

 あとはアメリカの地でも、日本時代のように得点力を発揮できるかが今後の課題となるだろう。ディフェンダーのサイズやスピード、距離の長い3ポイントラインなど様々なことに対応しながら、Gリーグで腕を磨くことで、NBA定着にもつながるはずだ。

 シーズンを通じてアシスト部門で上位をキープし、「平均15点・10アシスト」ほどの水準を残せれば、グリズリーズのみならず、他のNBAチームにとっても魅力的なタレントとして注目が集まるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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