現在、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグのリーグフェーズともにトップを快走するリバプール。
そんな欧州で最も好調と言ってもいいチームを牽引しているのがモハメド・サラーだ。32歳となったエースは相変わらず多くの得点シーンに絡み、ここまで公式戦17試合で10ゴール・10アシストをマークしている。
ただ、サラーとリバプールの現行契約は25年6月までで、現時点で契約延長には至っていない。退団となれば新戦力獲得は必須となるため、後釜候補としては連日さまざまな名前が取り沙汰されている。
有力候補としてレアル・ソシエダの久保建英の名前も挙がっているなか、現地時間11月21日にリバプールの地元メディア『Liverpool ECHO』が、「ここ数日で関心を強めている」と報じたのが、フランスU-21代表FWのラヤン・シェルキだった。
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シェルキが所属するフランスの名門リヨンは財政悪化に伴い、11月15日にリーグ・ドゥ(2部)降格と今冬の補強禁止の暫定処分が言い渡され、このまま財政状況が改善されなければ、今シーズン終了後に2部降格となる。
そのため、リヨンのオーナー、ジョン・テクスターは1月の移籍マーケットで市場価値の高い複数の若手を売却する意向を示し、その有力候補のひとりが、現在同クラブで最も推定市場価格が高い(2000万ユーロ)シェルキだと言われている。
リバプールはユルゲン・クロップ政権時代にも、何度かこのシェルキ獲得に動いており、現在のリチャード・ヒューズSDとアルネ・スロット監督も高く評価しているという。このチャンスにリバプールが大枚を叩いたとしてもおかしくはないだろう。
果たして16歳でリーグ・アンデビューを飾り、“神童”と呼ばれたアタッカーは、メガクラブへとステップアップを遂げるのか。今後の動きから目が離せない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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