ミッキー&ミニーもアロハスタイルでお祝い!『モアナと伝説の海2』ハワイプレミア開催

ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『モアナと伝説の海2』(12月6日より公開)の全米公開を目前に控えた日本時間11月22日(現地時間:11月21日)に、美しい大海原と空が広がる本作の“聖地”ハワイにてワールドプレミアが開催。オリジナル版でモアナ役の声優を務めるアウリイ・クラヴァーリョやモアナの相棒マウイ役のドウェイン・ジョンソン、本作の監督を務めたデイブ・デリック・ジュニア、ジェイソン・ハンド、デイナ・ルドゥー・ミラーらが集結した。


【写真を見る】アロハスタイルでプレミアに駆けつけたミッキーとミニー / [c]2024 Disney. All Rights Reserved.
第89回アカデミー賞、第74回ゴールデングローブ賞など数々の映画賞にノミネートされた『モアナと伝説の海』(16)の続編となる本作では、太平洋諸島にまつわる歴史やダンス、カヌーや航海術などの文化が徹底的にリサーチされ描かれている。さらに前作でモアナの日本版声優となった屋比久知奈の発表会見が行われたのもハワイの地だった。


モアナ役の声優を務めるアウリイ・クラヴァーリョ / [c]2024 Disney. All Rights Reserved.
そんな本作において特別な場所となるハワイでのワールドプレミアは、オアフ島の西部に位置するラニクホヌア・カルチュラル・インスティテュートにて行われ、ファン約400人と豪華キャスト陣が集い、ミッキーマウスとミニーマウスもお祝いに駆け付けてフォトコールに参加した。また、本作の初お披露目となる上映は、劇場ではなく美しいハワイの空と海に囲まれた大自然のなかで行われた。白い小さな貝殻がたくさんあしらわれた印象的なトップスに黒のパンツスタイルで登場したモアナ役のクラヴァーリョは「これまで以上にすばらしい『モアナと伝説の海2』が帰ってきました!モアナの物語は、演じた私だけのものではなく、私たちみんなの物語なのです」と笑顔を見せた。

さらにクラヴァーリョは「今回は、悪役もモンスターも、そして歌もまったく新しくなって登場します。これはみんなで共有しないと絶対に損。だから友達を誘って、音楽を体全体で感じられる劇場で観てほしいし、皆さんも自由に歌ってほしいです。この映画は、そんなことをしたくなるようなミュージカル映画で、皆さんに観てもらうのが待ちきれないです!」と本作を楽しみに待つ世界中のファンにメッセージを送った。


モアナの相棒マウイ役のドウェイン・ジョンソン / [c]2024 Disney. All Rights Reserved.
マウイ役のジョンソンはハワイらしくレイを首にかけて登場するとファンが大きな拍手でお出迎え。ジョンソンは「今日、このすばらしいプレミア上映に来ることができて嬉しいです。また、多くの人がこのプレミアに集まってくれたことは本当にすごいことです」と会場を沸かせ、「『モアナと伝説の海2』は、世界中の多くの人々が楽しみにしている作品です。この映画は僕たちだけのものではなく、みんなの作品になっています」と熱いコメントを寄せた。

そして自身もサモア系の血筋で、前作ではストーリーアーティストを務めたデリック・ジュニア監督は「本当にすばらしい経験でした。私たちはモアナと一緒に航海に出て、4年をかけて作り上げ、いまやっと、みんなと映画をわかちあうことができます。この作品を映画館で観て、みんなにもモアナと同じよう に、私たちは人生において、自分の道を探し続けることで、常に新たな自分らしさに出会うことができるということを知ってほしいと思います」と、本作の制作期間に想いを馳せ、本作に込めたメッセージについて語る。

さらに前作でマウイがサメの頭に変身するユニークなシーンの制作に大きく貢献し、ついに本作で長編監督デビューを果たしたジェイソン・ハンドは「信じられないほどすばらしいです。すべてのシーンがまるで絵画が動き出し生きているかのようで、楽しくおもしろく、音楽も本当にすばらしいです。この映画の楽曲たちをとても誇りに思っています」と作品の仕上がりに自信を見せた。

そしてサモア系アメリカ人であり、脚本も担当したミラー監督は本作について「私にとって、ここは自分が自分自身を見つけ、また自分自身を本当に理解してくれるコミュニティを見つけた場所で、映画学校に通った場所でもあります。だから、本作の脚本と監督を手がけたことは、 とても信じられなくて、まるで人生の輪がつながったような出来事でした」と、個人的にもモアナの物語に深いつながりを感じたことを明かした。


本作の監督を務めたジェイソン・ハンド、デイナ・ルドゥー・ミラー、デイブ・デリック・ジュニア / [c]2024 Disney. All Rights Reserved.
会場には楽曲制作を担当した第64回グラミー賞最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞で同部門最年少 受賞アーティストのアビゲイル・バーロウとエミリー・ベアーも登場。ステージ上ではダンサーによる特別なショーも行われるなど、本作のヒットを予感させる大盛況のプレミアとなった。

いよいよ日本に先駆けて11月27日(水)に全米公開となるだが、アメリカの大手ニュースサイト「DEADLINE」が、『モアナと伝説の海2』がアニメーション史上世界歴代No.1の興行収入を記録し、日本でも興行収入53億円を突破の大ヒットとなった『インサイド・ヘッド2』のオープニング興行収入(1億5420万ドル、日本円で約237億5300万円)を上回る可能性があると発表。これまで同じ11月公開の過去最高オープニング記録は、『アナと雪の女王2』(19)の1億3026万ドル(204億8765万円)が持っており、それも超える特大ヒットの予測となる。すでに『モアナと伝説の海2』の先行チケット販売が全米で始まり、『インサイド・ヘッド2』を上回る売り上げを記録したとFandangoが発表しており、『モアナと伝説の海2』の興行に世界中から期待がかかっている。

海を愛する“モアナ”が新たな運命へと漕ぎだす冒険を、ディズニーらしい数々の音楽が彩る感動のミュージカル・アドベンチャー『モアナと伝説の海2』。アニメーションとは思えない、南の島や美しい空、そして海のリアルな 描写と壮大なスケールの物語にぜひご期待いただきたい。

文/山崎伸子