気弱な税務署員の内野聖陽と天才詐欺師の岡田将生がコンビを組む!? “カメ止め” の上田監督の最新作『アングリースクワッド 公務員と七人の詐欺師』

【出会いから詐欺を企むまでの演出にうなる!】

そんなふたりが出会い、タッグを組むわけですが、そこに至るまでの流れがスムーズ、かつ、物語がわかりやすいので、いつの間にか『アングリースクワッド』の世界にスーッと入っていけるのです。詐欺師と税務署員が手を組むという設定も抜群におもしろいですしね。

詐欺のターゲットは橘。彼が脱税した巨額の税金を取り戻すことが目標!とはっきりしたところで、ここから7人の詐欺師チームが動き出すわけです。

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【キャラが濃い詐欺師チームが最高】

では詐欺師チームをサクッとご紹介しましょう。

どんな役にも変装してなりきる白石(森川葵さん)、偽造のプロフェッショナル丸(上川周作さん)、当たり屋の村井(後藤剛範さん)、闇金業者のルリ子(真矢ミキさん)、ルリ子のクレイジーな娘・薫(鈴木聖奈さん)というメンバーと氷室、熊沢が詐欺師チーム。

作戦会議の結果、橘が不動産業も行うことから「地面師詐欺」として橘を騙すことになるのです。

そして彼の信用を得て、土地取引へと持っていくという重要な役を熊沢がやることになるんですよ〜。気弱でオドオドしている熊沢が、橘を罠にハメることはできるのか? 思いがけない状況にアワアワしている熊沢と一緒にこっちもドキドキですよ。