11月23日に104回目を数える天皇杯の決勝が開催され、ガンバ大阪とヴィッセル神戸が国立競技場で対戦する。長い歴史を持つ同大会において、関西勢による最終決戦は、1953年度に全関学と大阪クラブが顔を合わせて以来、71年ぶりだ。
大注目の関西ダービーに向け、聖地国立にG大阪と神戸のサポーターが集結。スタジアム内外は熱気で溢れ、「ここは本当に東京か?」と思うほど関西弁が飛び交っている。
一方で、ここに来て悲しいニュースが飛び込んできた。G大阪のキャプテンにしてエース、宇佐美貴史の負傷だ。「21日のトレーニング中に受傷し、右ハムストリング肉離れと診断された」と発表されたのだ。
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文字通り、ファンは悲鳴。千駄ヶ谷駅に向かう電車内では、大黒柱欠場の情報をキャッチした青黒のユニホームを着た夫婦から、こんなやり取りが聞こえてきた。
「え?まじで?ベンチにもおらへんの?」
「スタメン出た。怪我らしい」
「やばいやん!」
様々な試練を乗り越え、ビッグタイトルを掴む“関西の雄”は、一体どちらか。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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