三原じゅん子 生稲晃子 今井絵理子(C)週刊実話Web
石破茂首相といえば、1970年代に一世風靡したアイドルグループ『キャンディーズ』の大ファンで「シングル17曲全曲、歌える」と豪語するほどのアイドルオタクとして知られる。
その心理が高じたわけではあるまいが、11月11日に発足した第2次石破内閣では大臣、政務官に元アイドルが再任、初起用された。
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まずは外務政務官に抜擢された生稲晃子参院議員(56)。生稲氏は1980年代に旋風を巻き起こした元『おニャン子クラブ』のメンバーだ。会員番号40番。
「生稲氏は、一昨年の参院選に東京選挙区から出馬し初当選した。参院選立候補時、NHKが行った政策アンケートにほぼ無回答、他のメディアには一貫性のない回答をする始末。また、旧統一教会との関係も取り沙汰された。今回も記者から政務官就任の抱負を尋ねられると『これから』と、しどろもどろ。米国のトランプ次期大統領、中国・習近平国家主席、ロシア・プーチン大統領らが主導権争いを激化させる国際情勢において“これから”では不安です」(政治担当記者)
続いて、参院2期目の人気アイドル系ダンス&ボーカルグループ『SPEED』メンバーの今井絵理子氏(41)は沖縄問題などを担当する内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官となった。今井氏の政務官は2回目だ。
「今井氏といえば、初当選した翌年に妻子ある男性との不倫疑惑、昨年は自民党女性局が仏研修旅行した際の記念撮影が猛批判を浴びた。今井氏もリュクサンブール宮殿での写真をXに投稿していた。今回の政務官就任では過去の批判が蒸し返されています」(同)
首相は“やさしい悪魔”か!?
3人目は再任の内閣府特命担当大臣(こども政策・ 少子化対策等)の三原じゅん子参院議員(60)だ。
三原氏は1979年に放送された『3年B組 金八先生』(TBS系)で、ツッパリの山田麗子役で出演し、一躍注目を集めた。翌年、『セクシー・ナイト』で歌手デビューも果たしている。
「政界でも女性の積極的登用が期待される風潮の中、石破首相も女性の活躍を口にしていたが、いざフタを開けてみると第2次石破内閣の女性閣僚は2人。しかも、副大臣26人と政務官28人のうち、女性はたったの6人(副大臣1人、政務官5人)。第2次石破内閣の女性8人中、3人が元アイドルでは何をか言わんやですよ」(政治ライター)
副大臣と政務官は本来、大臣をサポートするのが主な任務で、時には大臣代行や政策に精通した知識を求められることもある。
経済、防衛と危機的問題が山積みの今、こうした人事を断行する石破首相は“やさしい悪魔”といえるかも。
「週刊実話」12月5・12日号より