104回目を数える天皇杯の決勝戦が11月23日に国立競技場で開催。9大会ぶり6度目の栄冠を狙うガンバ大阪と5大会ぶり2度目の優勝目ざすヴィッセル神戸が激突した。
71年ぶりの関西勢対決となった一戦は、序盤から球際の激しい攻防が続く。すると9分にG大阪が最初に決定機を迎える。左サイドでボールを受けた山田康太のクロスに飛び込んだダワンのヘディングシュートはGK前川黛也の好守に阻まれる。そのこぼれ球に反応した山下諒也の折り返しに再びダワンが頭で合わせるも、枠を捉えられなかった。
一方の神戸は18分、右サイドからドリブルで仕掛けた武藤嘉紀のスルーパスに宮代大聖が飛び込んだが、わずかに届かない。
さらに32分には大迫勇也のポストプレーから酒井高徳がクロスを供給。このボールに反応した武藤がヘディングシュートを放つも、決め切れなかった。その後、両チームともにゴールは生まれず、スコアレスで前半を終える。
【動画】最後は宮代!神戸が天皇杯ファイナルで決勝弾!
後半に入って56分、G大阪は左サイドを突破した途中出場のウェルトンの横パスをボックス手前中央で受けたダワンが、ワントラップからミドルを放つも、GK前川にセーブされる。
試合が動いたのは64分、神戸は大迫のパスを受けた武藤が左足のシュート。これは福岡将太にブロックされるも、こぼれ球を宮代が押し込んで先制を奪った。
反撃に出るG大阪は76分、右サイドを突破したファン・アラーノのクロスに飛び込んだダワンが頭で合わせたが、わずかにゴールの右に外れる。
さらに83分には、ペナルティエリア手前中央やや左寄りでFKを獲得。これをジェバリが直接狙ったが、相手の壁に当たってGK前川にキャッチされた。
このまま1-0で終了し、激闘を制した神戸が天皇杯優勝を飾った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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