EIZOブースの目玉は、2025年1月24日に発売を予定しているHDRリファレンスモニター「ColorEdge PROMINENCE CG1」の展示だ。ラスベガスのNAB 2024、欧州のIBC 2024に展示したのみで、国内は国内初展示となる。
PROMINENCE CG1のスペックは1000cd/m2の高輝度、100万:1の高コントラスト比で、PROMINENCE CG3146の極めて高い精度を継承。そこからCG1は、前機種の課題を解決してきている。
実際の映像を見せていただいたが、視野角の変化が改善されている。CG3146もきれいに見えるが、PROMINENCE CG1はさらに色味の変化を抑えている。複数人で見ることが多いリファレンスモニターだが、そこが改善されているのは嬉しい点だ。
もう一つ改善点として、光の点や細かい明るい点のピークの輝度を出せるようになっている。しっかり光の芯が残る感じで、光のピークを粒で表現できる感じだ。逆に、暗いところの表現の方も広がっている。黒潰れすることなく、暗部の再現性も上がっている。
スペックの数値はそのまま引き継がれているけれども、詳しく見てみると変化が体験できる。実機を見られる機会があったら、ぜひ輝度や暗部の描画をチェックしてほしい。