「ベリンジャーが売りに出されている」エンジェルス専門メディアが獲得を期待「ミナシアンGMがトレードを成功させるかもしれない」「少なくともレンドーンは…」

「ロサンゼルス・エンジェルスは、派手なトレードを行なう機会を得た」

 エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は、シカゴ・カブスのコディ・ベリンジャーの獲得を期待した。29歳のベリンジャーは25年に年俸2750万ドル(約43億円)、FA前年の26年は2500万ドル(約39億円)の選手オプションを持っているが、しかしカブスは年俸削減を目的に、ベリンジャーをトレード要員と見ているようだ。

 米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者が、「カブスはベリンジャーの過大な契約を撤回するか、トレードでプロスペクトを受け入れる必要があるかもしれない」と指摘。これを受けて、『Halo Hangout』は「エンジェルスが行なうべきトレードだ。カブスはベリンジャーに対するオファーを検討する」と記している。

 2019年にロサンゼルス・ドジャースで打率.305、47本塁打、115打点と活躍してMVPを受賞したベリンジャーは、しかし20年、21年、22年に期待を裏切り続けてFAとなり、23年からカブスでプレー。23年こそ打率.307、26本塁打、97打点と復活を印象付けたが、24年は打率.266、18本塁打、78打点と数字を落としていた。

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  それでもMVPを受賞したスター選手について『Halo Hangout』は、「エンジェルスは左のパワー打者を必要としているし、守備も平均以上の選手。ベリンジャーを中堅に配し、マイク・トラウトを左翼に移すことも可能だし、ベリンジャーは右翼も守れる。理論上、チームに完璧にフィットする」として球団に獲得を期待した。

「ペリー・ミナシアンGMは、テイラー・ウォード外野手を組み込んでトレードを成功させるかもしれない。またカブスはタイラー・アンダーソン投手に対する感性も持っているようだ。もしカブスがウォードとアンダーソン、さらにプロスペクトにも興味を持つようなら、ミナシアンGMは魅力的な取引を完成させるかもしれない。少なくともアンソニー・レンドーンが引き換え選手になることはないだろう」

 25年のベリンジャーの年俸は2750万ドルで、ウォードとアンダーソンの年俸を合わせるとおよそ2200万ドル。年俸を削減したいカブスと、25年にチーム年俸を上げて戦力を向上させたいエンジェルスの思惑が一致するかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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