昨季ニューヨーク・ヤンキースが申し出た１億5000万ドル（約230億円）の契約を断り、サンフランシスコ・ジャイアンツに入団したブレイク・スネルについて、ヤンキースの地元放送局『SNY』は「ヤンキースはスネルと契約すべきか？」「ニューヨークはもう一度トライすべきか？」と題し、記事を更新した。
【画像】大谷翔平＆真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け！
同メディアは、ヤンキースについて「ローテーションにもう１人の質の高い投手を必要としている」と記し、「ゲリット・コールとカルロス・ロドンの後、ローテーションには未知数な選手が多い。マーカス・ストローマンは、24年前半シーズンまでは好調だったが、年末にはブルペンに追いやられた。ネスター・コルテスは怪我が重なり、ほとんどのシーズンで使い物にならない。ルイス・ギルとクラーク・シュミットは、非常に年齢も若く、投球方法をまだ学んでいるところだ」と現状を伝えた。
その上で、同メディアは「正直に言うと、ロドンはヤンキースの２番手になると予想されていたが、契約に見合う活躍がまだできていない。その役割を埋めるために別の先発投手を獲得し、ロドンを第３先発投手に下げるのがヤンキースにとって最善だが、フリーエージェントでそれができる選手はいるだろうか？」と記し、続けて「今オフの（FA市場）には数人の先発投手が出ているが、過去にGMブライアン・キャッシュマンとヤ軍の目に留まった選手はただ１人、ブレイク・スネルだ」と明かした。
またスネルについて、同メディアは「昨オフにヤンキースはスネルと彼の陣営と交渉していた。彼らはスネルに１億5000万ドルの契約を提示したが、これは断られた。ヤンキースはストローマンに方向転換し、スネルは最終的に２年間で6200万ドル（約96億円）でジャイアンツに移籍したが、2024年シーズン後に契約を破棄した」と伝えた。
同メディアは、そんなスネルの長所について、「彼はサイ・ヤング賞２回、９シーズンを経験し、ポストシーズン３回出場、そしてどのチームの先発ローテーションでもトップに立つ実績を持っている」と記し、２度目のサイ・ヤング賞を獲得した23年シーズンのサンディエゴ パドレスでの活躍も紹介。32試合に先発登板し、14勝９敗、リーグ最高の防御率 2.25を記録した。
また、この記録について、同メディアは「これらの驚異的な数字は、打者の打率がわずか 『.200』のフォーシーム、ファストボールを含む４球種の組み合わせのおかげであり、一方、この左投手のカーブボールは彼の最も破壊的な球種だ」と伝えた。
一方、スネルの短所について、同メディアは「彼の最大の欠点は、その不安定さだ。 サイ ヤング賞を受賞した18年と23年の２年間は信じられないほど素晴らしい成績を残したが、それ以外では平凡だった。また、彼は長く投げられない投手でもある。シーズンで130イニング以上投げたのは２回だけで、それはサイ・ヤング賞受賞の年だった。ヤンキースの現在の投手陣も試合を長く投げられるのはコールを除いてあまりいないことを考えると、ヤンキースは５～６イニングしか投げられない高額な先発投手をもう１人獲得するだろうか？」と指摘した。
続けて、左腕の金額面について、同メディアは「ヤンキースは高額なソトの最終候補になりそうな今、ソトとの契約にスネルとの契約を上乗せできるかどうかは不明だ」と綴った。
サイ・ヤング賞に２度も輝いた左腕は、今季ジャイアンツで20試合に先発登板し、防御率3.12、５勝３敗、145奪三振の成績をマーク。31歳スネルはヤンキースと契約することになるのか、今後の動向からも目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
大谷翔平、メジャー史上初の３度目満票＆指名打者でのMVP受賞!! 真美子夫人＆愛犬デコピンも登場するサプライズ！
「大谷さんも日本にいるの？」侍ジャパンの生中継、突如映った“まさかの人物”にネット衝撃！「明日MVP発表じゃないの？」「真美子さん通訳か」【プレミア12】
