【岩手・北上川大賞典】古豪ノーブルサターンなど11頭が参戦

 第46回 北上川大賞典(M2・3歳上オープン・ダ2500m)が水沢競馬場で開催される。発走は11月24日(日) 18時15分。

 岩手競馬の最長距離重賞・北上川大賞典の創設は1978年。盛岡、水沢とコースは替わっても第2回以降は2500mが舞台だったが、2022年、2023年は盛岡ダート2600mへ変更。今年は4年ぶりに水沢2500mを舞台に行われる。歴代覇者には強豪がずらり。ボールドマックス、グレートホープ、エンパイアペガサスが3連覇。また2連覇はスリーパレード、トウケイニセイ、モリユウプリンス、メイセイオペラ、グローバルゴットが達成している。

【注目馬情報】

・ノーブルサターン(牡10・水沢・板垣吉則)

昨年は春に重賞・シアンモア記念を制し、秋以降は北上川大賞典制覇を皮切りにトウケイニセイ記念、桐花賞で2連覇を果たし、年度代表馬に選出されました。今年は昨年同様、重賞・赤松杯から始動して4着、シアンモア記念3着に終わり、4ヵ月半休養。復帰戦2着でしたが、すずらん賞は伸びを欠いて5着。案外の結果に終わりましたが、長距離は実績がモノを言う一戦。北上川大賞典2連覇を達成し、終盤にも弾みをつけたいところでしょう。

・フレイムウィングス(せん7・水沢・酒井仁)

中央ダート2勝、南関東1勝・B1から転入。いまだに岩手未勝利ですが、昨年の北上川大賞典、桐花賞で2着を確保。今シーズンも重賞・あすなろ賞3着、前走・すずらん賞2着と1800m以上の距離で本領を発揮します。いわゆるジリ脚タイプですから2500mは望むところ。待望の白星を重賞制覇で飾るか、千載一遇のチャンスです。

【盛岡・せきれい賞】芝からダートへ変更!ライアンが抜け出す…大井マンダリンヒーローは2着

ディープインパクト産駒 ライアン

・ライアン(牡5・水沢・佐藤浩一)

2歳時に平和賞(船橋)を優勝し、3歳時に羽田盃2着。以降は精彩を欠いて中央障害3戦を経て岩手入り。芝からダート変更の交流・せきれい賞を快勝。久々の美酒を味わいました。すずらん賞6着を叩いて上昇確実です。

・サクラトップキッド(牡3・水沢・伊藤和忍)

デビュー2連勝後は白星から遠ざかりましたが、東北優駿2着からやまびこ賞を快勝。待望の初重賞を手にし、古馬初挑戦の重賞・青藍賞でも3着と気を吐きました。スロースターターですから長丁場は大歓迎です。

・ゴールドギア(牡9・水沢・伊藤和忍)

中央芝5勝から昨年転入。準重賞・かきつばた賞優勝、交流・せきれい賞2着などの成績で最優秀ターフホースの座を獲得。ダート未勝利ですが、重賞・一條記念みちのく大賞典3着など長距離戦なら問題ありません。

・ハクシンパーソナル(牡6・水沢・千葉幸喜)

置かれる脚質ですが、行き脚がついてからのシャープな切れ味が武器。ひと頃、精彩を欠いた時期もありましたが、前回完勝で再び上昇ムード。中央時代の1勝をダート2400mでマークしている点は見逃せません。

・マナホク(牡5・水沢・佐藤雅彦)

北海道三冠すべてに出走し、北斗盃3着、北海優駿3着、王冠賞5着後、岩手入り。いきなり3歳重賞・不来方賞を制しました。その後、南関東、門別と転籍して再転入。2ヵ月半ぶりの実戦ですが、態勢は整っています。