『WORLD TAG LEAGUE 2024』神奈川・藤沢市秩父宮記念体育館(2024年11月23日)
Bブロック公式戦　◯HENARE&グレート-O-カーンvs棚橋弘至&邪道×

　現IWGPタッグ王者のオーカーン&HENARE組が、棚橋&邪道組を破ってワールドタッグリーグ戦(WTL)2戦目で初白星を上げた。

　初戦で“タカタイチ”に敗れてまさかの黒星スタートとなったオーカーン&HENARE組。仕切り直しの2戦目は棚橋&邪道組と対決し、序盤から邪道を捕獲して主導権を握った。

　それでも邪道が苦境を脱すると、代わった棚橋がドラゴンスクリューで相手二人をナデ斬りに。オーカーンが反撃に出ても掟破りのモンゴリアンチョップを見舞い、相手がHENAREに代わってもツイスト&シャウトを繰り出し、燃えた邪道もグリーンキラーで続いた。さらには邪道がHENARE、棚橋がオーカーンにそれぞれクロスフェイスオブJADOを繰り出して決定機を作り出す。

　だが、きっちりロープエスケープしたHENAREは、意地のラリアット正面衝突を挑んできた邪道をヘッドバットからネイティヴ・ニーで返り討ちに。すかさずアルティマでミッチミチに絞め上げる。オーカーンが棚橋のカットを大空スバル式羊殺しで阻むなか、邪道は無念のギブアップを意思表示した。

　王者らしい完勝でWTL2戦目にして初白星。「俺たちはワールド(IWGP)タッグ王座を制圧したのと同じように、『WORLD TAG LEAGUE』を制覇しにきた。『WORLD TAG LEAGUE』は俺たちUNITED EMPIREのものだ。俺たちは王者として参戦し、王者としてここを去る」と断言したHENAREは「ジェフ・コブとカラム・ニューマン、決勝で会おう。帝国が決勝を乗っ取るぞ!」と決勝戦でのUNITED EMPIRE対決を見据えた。

　一方の棚橋&邪道組は2連敗。「やはりタッグチームっていうのは、パートナーを信頼してこそでしょ。俺は、邪道選手を、最後まで信じ抜くから。絶対やってやっからな。絶対なんか起こしてやる…」と自らに言い聞かせるようにつぶやいた。