【新日本】豪州対決でTMDKが貫禄勝ち ナチュラルクラシックス破ってWTL2戦目で初白星

『WORLD TAG LEAGUE 2024』神奈川・藤沢市秩父宮記念体育館(2024年11月23日)
Bブロック公式戦 ◯シェイン・ヘイスト&マイキー・ニコルスvsスティービー・フィリップ&トム・フィリップ×

 ニコルス&ヘイストの“TMDK”が、トム&スティービーの“ナチュラルクラシックス”との豪州対決に貫禄勝ち。ワールドタッグリーグ戦(WTL)2戦目で初白星をつかんだ。

 日本マット界で“オージーレスラー”の活路を開いたTMDKと、新興の豪州出身コンビ・ナチュラルクラシックスがWTL2戦目で激突。まず主導権を握ったのは初戦白星からの2連勝を狙ったトム&スティービーだった。

 序盤からワイルドかつダイナミックに動き回ってヘイストを捕獲。ニコルスが巻き返してもスティービーがファイナルカットで深入りを許さない。ならばとヘイストがリバースパワースラムを繰り出しても、スティービーはスパニッシュフライで譲らない。

 さらには両軍入り乱れての目まぐるしい攻防に発展しても、トムがラリアットからのジャーマンでヘイストに競り勝つと、必殺のマザー・オブ・オールボムズを狙った。

 だが、間一髪で切り抜けたヘイストは、トムをファルコンアローを放って逆転に成功。すかさずニコルスとの合体技・タンクバスターを狙う。慌ててスティービーがカットに入ったものの、ならばとTMDKは必殺合体技のエレクトリックブルーで排除だ。

 そのまま返す刀でトムにラリアット&マッケンローの合体攻撃を繰り出すと、トムにもエレクトリックブルーをズバリ。最後は要所をおさえたTMDKが貫禄勝ちをおさめた。

 豪州対決を制してWTL2戦目で初白星。ヘイストは「俺たちは年寄り見えるかもしれないが、まだ死んでないことだ。俺たちはプロレス・ゾンビのカップルなのだ。TMDKは死なない。絶対死なない! アアァ〜!」とオーストラリアの若き後輩コンビに対して勝ち誇った。ニコルス&ヘイストは続く11・26郡山大会での公式戦で棚橋&邪道組と対決する。