『Get Alive 2024』が23日、東京・後楽園ホールで行われ、KO-Dタッグ王座挑戦が消滅した高鹿佑也がTo-yとバチバチに火花。12・28両国大会でMAO&To-yと遠藤哲哉&高鹿による新王者決定戦が行われることになった。
この日、遠藤&高鹿がKO-Dタッグ王者・MAO&勝俣瞬馬に挑戦する予定だったが、勝俣が11・16横浜大会での試合中に左ヒザを負傷。左ヒザ前十字靭帯断裂及び外側側副じん帯損傷と判明し、今大会を欠場した。
これに伴い、タッグ王座戦は中止に。代わりに“The37KAMIINA”上野勇希&MAO&To-yと“バーニング”遠藤&飯野雄貴&高鹿による6人タッグ戦が組まれた。KO-Dタッグ初挑戦が消滅した高鹿は怒りをぶつけるかのように、キャリアも年齢も近いTo-yと激しい攻防を展開。The37KAMIINAが3人同時の場外ダイブを敢行すれば、遠藤もサスケスペシャルを発射。鉄柱超えのトペ・コン・ヒーロを見舞ったTo-yはコジマインパクトで高鹿を撃破し、The37KAMIINAの勝利に終わった。
敗れた高鹿は試合後、「タイトルマッチがなしになって、決定戦も組まれず。絶対負けちゃいけない理由ができたところでTo-yに負けて、俺はどうしたら分かんないくらい悔しいよ。でも俺はKO-Dタッグあきらめねぇ」と感情を爆発させた。To-yは「悔しい? 散々、俺も悔しい思いして来たよ。勝俣さんが欠場して、勝俣さんのためにとか思ったけど、俺は自分のためにKO-Dタッグ獲ります」と宣言。「悔しいの上に何があるんだよ? 一番上なのはプロレスを楽しむことだよ。プロレスを好きであることだよ。どんなに心が折れて悔しくても。そうしないと俺は勝てないってことに気づいた」と投げかけた。
すると高鹿は「もう1回リベンジさせろ。お前とやらなきゃ気が済まねぇ!」と要求。若者二人の熱い思いを受け、今林久弥GMは12・28両国大会でMAO&To-yと遠藤&高鹿によるKO-Dタッグ王座決定戦を組むことを決めた。
【To-yの話】「練習だって大事だ。だけど一番大事なのはDDTのリング上だろ。そこで俺を倒したいなら、その気持ちを全部ぶつけてこい。魂で戦えよ!」
【MAOの話】「俺は3人のパートナーとKO-Dタッグ巻いてきた。マイク・ベイリー、朱崇花、瞬馬。ヨシヒコとも別のタッグベルト持ってる。そこにTo-yは食い込めるか?」
【遠藤の話】「高鹿、悔しいな。試合に負けて、マイクでも完敗だった。俺たちプロレスラーはファンを楽しませなきゃならない。それは根底にあるけど、自分のエゴを通さなきゃ。プロレスラーはエゴが具現化した形なんだよ」
【高鹿の話】「全部糧にして、全部はじき返して、俺と遠藤さんで必ずKO-Dタッグのベルト獲りましょう! 気合だ!(×10)」