『ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK.ex』東京・新木場1stRING(2024年11月24日)
○小峠篤司&木下亨平vs岩本煌史&石坂ブライアン×
小峠と元全日本の世界ジュニア王者・岩本による一騎打ちが決定的となった。
岩本はLIMIT BREAK参戦開始と同時に小峠に照準。火花を散らし続けてきた。この日の新木場大会でも両雄はタッグマッチで激突。小峠はダブプロレスの木下、岩本は初参戦となる石坂(A-TEAM)とそれぞれ組んで向き合った。
先発した2人は早くもヒートアップ。激しい打撃戦で気持ちをぶつけ合う。再び対峙すると、一騎打ちさながらの攻防を展開。小峠はたまらず場外に転落した岩本にスライディングキックを発射した。岩本も負けじとカウンターの一本背負いで反撃すると、小峠のキルスイッチ狙いをことごとく阻止してみせる。それでも下がらずに攻勢を続けた小峠だったが、岩本は強烈なラリアットではね返して、熱闘は痛み分けとなった。
最後に接戦を制したのは小峠。二段蹴りで岩本の介入を防ぐと、パートナーの木下が投げ捨てジャーマンで場外に分断する。小峠は返す刀で石坂をニーアッパーからのキルスイッチで沈めてみせた。
岩本の面前で勝利を奪ってみせた小峠は、悠然と岩本と向き合ってマイクを握る。「岩本、今年のLIMIT BREAKも12月22日でラストや。もう引っ張ってもしゃあないやろ。1対1で今年中に決着つけるぜ」と突きつけ、岩本も「OK、もう隣にパートナーはいらねえよな。次のLIMIT BREAKでシングルマッチ、やりましょう」と無論承諾。かくして12・22新木場大会でのシングル初対決が決定的となった。
【試合後の小峠&木下】
▼小峠「言いたいことはもう本当にリング上で言ったんで。やっぱね、今日対戦したブライアン選手もそうだし、なんか初めてやけど、このLIMIT BREAKのリングでみんなどんどんどんどん個性を、自分を出していかないと。月に1回しかないから。今日は後輩と組めたのも楽しかったし。やっぱ俺でもこうやって岩本との対戦を生き急いでんやから、みんなももっと限られた時間で、与えられたチャンスで、どんどんどんどん掴み取ってほしいなって。俺ももがいていくから、みんなももっと。若い子なんかもっと貪欲に。俺から岩本のシングルマッチ奪い取るぐらいでいいと思うで」
▼木下「はい。自分はLIMIT BREAKでまだ1回もTEAM NOAHの選手どころか、NOAHの選手と当たってないわけですよ。何のために僕はこのリングに来てるのか。小峠さん、早いとこ岩本選手との戦いを終わらせて、僕とも向き合ってもらっていいですか? 僕からの希望はそれだけです。ぜひお願いします」
▼小峠「こんななかなかラブコールもらえることないから嬉しいよ。こんな歳になって。次、四十やで。まあでも、この前の本戦のほうでも杉浦さんが言ってた通り、やっぱり上を狙う気持ちがなくなったら、その時が引退の時かなと俺も思えてくるから。その辺はやっぱり貪欲に。その背中をいろんなヤツに見せていきたいなっていう。このLIMIT BREAKでは特にそう思ったんで。次のシングルマッチで、ちょっと大人の背中を見せれるかなちゅうところをいろんなヤツに見せたいなと思います」
【岩本の話】「今年の7月からこのNOAHのLIMIT BREAKに出場して、全部対角線には小峠篤司がいて。で、小峠篤司と俺の隣にはタッグパートナーがいるっていう状況が今日まで続いていたわけだよ。もういいっしょ。今年も来月12月で終わるし、来月のLIMIT BREAKで小峠篤司vs岩本煌史、もうシングルマッチ決定でいいでしょ。お客さんももう見たいはずですよ。もうね、タッグでお茶を濁すのは今日までにしよう。小峠篤司と岩本煌史、12月、LIMIT BREAK、お願いしますよ」