誰かに喜ばしいことがあっても、素直に祝福できない場合もあるだろう。ときには自分の置かれた状況と相手の幸せと比べて、妬んでまう人も…。
■約7割「他人の成功に妬み」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女652名を対象に実施した調査では、全体で67.3%が「他人の成功を妬んだ経験がある」と回答した。
他人の成功と自分の現状を比較し思うように成果を上げられていないときに、嫉妬の気持ちが強くなるのかもしれない。
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■友達の結婚に複雑な感情
結婚した友達を妬んでしまった30代女性は、「友達が結婚し幸せそうにしているのを見て、心から祝福できない自分がいました。自分もずっと結婚したいと思っていたのに、なかなかいい相手に巡り合えないのが現状です。そのために友人の幸せが、とても眩しく感じられてしまったのでしょう」と正直な気持ちを述べた。
大切な友達のことを妬んでしまう自分が嫌でもあるようで、「普段はその友達と仲良しでなんでも話せる関係ですが、結婚生活の話をしてくるととても複雑な気持ちになってしまいます。嫉妬なんてみっともないとも思うのですが、心の中ではいろんな感情が込み上げてくるんです」と続けた。
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■他人の成功を励みにする
一方で妬む気持ちをモチベーションに変えているという40代男性は、「私は他人の成功を見ると素直にすごいなと感じますし、そうなりたいと思うことで自分のモチベーションに繋げています。とくに同僚が頑張って結果を出している姿を見ると、自分ももっと努力しようと思うんです」と考えを述べた。
年齢を重ねてから考えが変わったようで、「たしかに若い頃は、嫉妬心からストレスを抱えることも多くありました。しかし年齢を重ねていくうちに、そんなことをしているのが馬鹿らしくなってきたんです。嫉妬にエネルギーを費やすよりも前向きに自分の成長を目指すほうが、今は有意義だと感じています」とも話していた。
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■妬みを表にだすのは…
Xでも、「私は最低な女だ! 友達の幸せ喜べなくてあんまSNS見られない」や「成功している女友達に、激しく嫉妬。悔しい、負けるもんか」と他人を妬んでいるという投稿が。
また、「友達の成功を妬む人の気持ちは分からんでもないんだけどさ、表面上でも取り繕えないのってヤバいのでは」と妬んだ気持ちを表に出すのはよくないとの意見もあった。
(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
2024年10月2日~2024年10月7日
調査対象:全国10代~60代の男女652名