今シーズンのメジャーリーグのMVPは、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが、いずれも満票での受賞となった。
大谷はロサンゼルス・エンジェルス時代から数えて3度目、ジャッジも2022年シーズンに続き2度目の選出。2人とも、まさに現代のスーパースターとしての実力を証明し、相応の評価を受けたと言えるだろう。
【動画】MVP受賞の瞬間、愛犬デコピンが逃走!大谷翔平は「あっ…」 そして、MVP受賞につながった両選手のパフォーマンスも歴史的偉業だったとして、アメリカの老舗スポーツ専門誌『Sports Illustrated』がそれぞれの成績を掘り下げている。
同メディアでは11月21日に配信した両者のMVP受賞を報じる特集記事の中で、それぞれの打撃成績をフォーカス。今季のメジャーリーグ平均打率が.243と低かったとして、「1969年のマウンドが低くなって以降、打撃がこれほど難しい時代はなかった」としながらも、「しかし、ジャッジは58本塁打を放ちながら打率.322を記録し、オオタニも54本塁打で打率.310という驚異的な成績を残した」と指摘する。
さらに、打率3割・50本塁打を同じ年に2人が達成する事例も極めて稀であると説きながら、「注目すべき点は、彼らがランニング能力にも優れていることだ」とそれぞれの今季の盗塁数にも言及。「ジャッジとオオタニは、打率3割、50本塁打、二桁盗塁を同時に達成した13シーズンのうち2つを占めている。同じ年に2人がこれを成し遂げたのはこれ2回目だ」と綴っている。
他にも、同メディアは193㎝の大谷、200㎝のジャッジに対し、「これほどのサイズを持ち、高打率と足の速さを兼ね備えている点も驚きだ」として、プレーヤーとしての身体能力の高さも強調する。
また来季、大谷のマウンド復帰が有力視されていることにも触れ、「これまでショウヘイ・オオタニのような選手はいなかった。来シーズン、修復された右肘を引っ提げ、オオタニは投打の二刀流をフルタイムでこなす5シーズン目に挑む」と見通すとともに、「彼はサイ・ヤング賞争いに加わりながら、本塁打王も狙えるほどの実力を持つ選手だ」として、唯一無二の選手であると評している。
トピックでは、「この2人は2024年のMVPにとどまらず、野球界の歴史において特別な存在だ」とも綴られている。まさに異次元のプレーで観客を魅了する大谷とジャッジ。来季もどんなパフォーマンスをみせてくれるのか、両MVPプレーヤーから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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