人気連載企画「55歳からうまくなる」からドライバーのレッスンを厳選！
シニアになっても活躍する選手たちは飛ばしに貪欲。落ちた飛距離を取り戻し、昔以上に飛ばせるテクニックは、シニアゴルファーだけでなく、55歳未満のアマチュアの飛距離も伸ばします！
頭を残しつつフットワークを使って左ツマ先に体重移動
頭や右肩が突っ込まないように注意！
歳をとると弱くなった足腰を安定させようとして、どっしり構える人が多い。するとカカト体重になり、下半身が動かず手打ちになる。これが飛ばなくなる原因だと手嶋多一は指摘する。
「トップで体を右に回すと、体重は右足の土踏まずからカカトに乗ります。その体重をダウン以降、左足のツマ先に向けて移動させましょう。真横でなく、左斜め前への体重移動を意識することで、クラブがインから下りやすくなり、ボールにパワーが伝わります。こうやってフットワークを使えば、体全体が動いて飛ぶようになりますよ」
Point 1：右カカトから左ツマ先へ体重移動
トップで右足の土踏まずからカカトに乗った体重を、左足のツマ先方向へ移動させる。こうするとクラブがインから、かつ体の近くを通るため、パワーがボールに伝わる。
Point 2：ヒザを深く曲げずにゆったりと構える
構えるときは、ヒザにゆとりをもたせて深く曲げすぎないことが大切。カカト体重にならないように、拇指球から土踏まずに体重を乗せる。
いかがでしたか？手嶋プロのレッスンをぜひ参考にしてみてください！
手嶋多一
●てしま・たいち／1968年生まれ、福岡県出身。172m、70㎏。01年の日本オープンや15年のミズノオープンを制し、レギュラーツアー8勝。19年からシニアツアー入り。
構成＝小山俊正
写真＝圓岡紀夫、中野義昌
